産業医の働き方を大別しますと、常勤で一つの企業に主に勤務するという働き方と、嘱託産業医として自ら複数の企業と契約して働くという方法がありますが、それとはまた異なる「クリニック所属の医師として働く」という方法もあります。
産業医として「クリニック所属の医師として働く」というのはどのようなケースかと言いますと、このクリニックが複数の企業と契約を交わし、その企業へ産業医として雇われた医師が派遣されるという形です。
開業しているドクターが、副業感覚で「外来診療に合間に企業へ出向いて産業医業務を行う」ということは多いですが、それをより本格化して、「べつに医師を雇って行っている」という形の方がイメージしやすいでしょうか。
メリットとしては、嘱託契約を自ら抱えることによる契約数の増減の心配もなく、安定収入が得られる、社会保険も加入できるというところがあります。
そのようなタイプの働き方であろう求人が2024年3月現在、リクルートドクターズキャリア[PR]に掲載されています。
就業条件
・勤務日数:週4~5日
・勤務時間:8:10~16:50
・年収 1000~1200万円
・業務内容:産業医業務(外来診療は記載なし)。
どのぐらいの企業数を抱えるかは記載がありませんので、この点はぜひ問い合わせ時に確認しておきたいところですね。
求められる医師像
嘱託の産業医一本で勤務するのは不安、かといって常勤産業医になるのはちょっと…という方にとっては働きやすい求人であると思います。
認定産業医の資格があれば応募可能ということですので、未経験で「これから産業医として働きたい」という方にとってもエントリーしやすいので、もしご希望でしたらリクルートドクターズキャリア[PR]から登録していただき、求人番号「JOB536552」でお問い合わせしていただいてはいかがでしょうか。
「産業医未経験」の臨床医が手っ取り早く産業医になるための3つの方法
産業医の求人で言いますと、完全に「買い手市場」です。求人数がそもそも少なく、その一方で希望者は多いです。さらには「経験者求む」というところが多いため、なかなか未経験者が産業医になることは難しかったりもします。 常勤産業医の転職市場は、「買い...
産業医未経験の医師が「一社目の壁」を超えるために必要なことまとめ
苦労して50単位以上を集め、医師会に申請してようやく認定産業医になった…としても、常勤産業医にすぐなれるかと言いますと、そうではありません(ちなみに、認定産業医の資格取得方法は以下の記事をご参考にしていただけますと幸いです)。 「産業医未経...