企業が産業医を採用する上で「見ているポイント」とは【産業医の採用面接対策】

産業医が企業の求人に応募する際、基本的には採用面接を受けることになります。非常勤の嘱託産業医であれば1回で済むところがほとんどですが、常勤の産業医求人でありますと、書類選考→一次面接→二次面接というプロセスを経るところが多いです。

基本的な面接の流れとしては、

産業医の採用面接における一般的な流れとチェックされるポイント
産業医の採用面接も、基本的には採用担当の社員や役員が行うため、会社員の中途採用における面接と同様に行われることが多いように思われます。 一般的な病院での面談ということになりますと、志望動機、経歴・臨床経験などをチェックすることで「あと...

にも書いておりますが、企業紹介の後に自身の経歴や今までの経験についての質問や、仕事に対してどのような考えを持っているのかといったことが質問されるということが多いです。

二次面接では、さらに入職に向けて具体的な内容、つまりは希望年俸や勤務条件の確認、入職可能時期などが具体的に話されることとなります。

では、こうした質問において、どのような意図や狙いがあるのでしょうか。言い換えれば、企業側が質問をすることで、エントリーしてきた人物のどのようなことを知りたいと思っているのでしょうか。

今回の記事では、採用面接を受ける上で知っておきたい、「企業側の意図」について書いてみたいと思います。

企業側が「知りたい」こと

メドピアの記事「【大企業の産業医に対する満足度調査】約7割が産業医に満足も6割以上が過去にリプレイス実施または検討経験あり」に、「今の産業医を選ぶ際、産業医導入の支援企業の選定において重視したポイント」についてのアンケート結果が掲載されていました。
上位5位までで言いますと、以下の通りだったそうです。

・人柄、コミュニケーション能力 43.3%
・産業医としての経験 40.4%
・産業医の専門分野と自社のニーズとの関連性 36.5%
・業務の対応範囲 33.7%
・選任コスト 18.3%

産業医への不満で言いますと、「コミュニケーションがうまく取れない」ということはやはり上位であり、「人柄、コミュニケーション能力」という点をよく見ているということになるわけです。

産業医の「人柄・コミュニケーション」とは?

ここで言う「人柄・コミュニケーション」とはなんでしょうか。それは、企業側に立った目線で考えると分かると思います。

企業としては産業医に法定業務(安全衛生委員会への出席や、職場巡視)の依頼や、社員との面談(健康相談、職場復帰前の面談など)などを依頼する立場にあります。その場合、横柄・とっつきづらい・冷たい印象の産業医と、温厚で柔和・話を聞いてくれて柔軟な対応をしてくれる産業医、果たしてどちらの方が仕事を頼みやすいでしょうか?

言うまでもなく後者であると思います。もちろん、仕事を頼みたい=雇いたいということになるわけで、やはり後者の産業医が採用されやすいのではないでしょうか。

「人柄・コミュニケーション」という表現ですと、漠然としてわかりにくいとは思いますが、企業側に立てば「温和で柔軟な対応をしてくれる、話を聞いてくれる産業医」といったことになると思います。

人柄などに加えて求められること

ただ、人柄重視の企業ばかりではなく、そこにプラスα、やはり知識や経験を求められる場合もあります。

産業医への不満で、
・産業医が業務内容を把握していない。
・具体的な対応策の助言がなく、法定業務が形骸化している。
・企業の抱える課題と産業医の専門スキルがマッチしていない。

ということが挙げられます。産業医に対してこのような不満を抱えている場合、「弊社はこのような課題を抱えていますが、今まで対応されたご経験はありますか?」「弊社はメンタル不調者が多く、ご対応いただきたいと考えています。今までどのように対応されてこられましたか?」といった質問をされる可能性があります。

産業医としての実務経験があるということでしたら、今までの経験をしっかりと整理し、話せるようにしておくことが必要です。

以上です。
「人柄・コミュニケーション」などが問われる一般的な採用面接対策に加え、やはりあとは個別の企業でどのような課題を抱えているといったことについて、しっかりと準備して採用面接には臨みたいところです。

ですが、個別対策についてはやはり企業のことをよく知っている必要があり、できることならばリクルートドクターズキャリア[PR]や、マイナビDOCTOR[PR]などの転職エージェントに求人を紹介してもらった上で、事前に相談し採用面接対策について話を聞いておくとよろしいかと思います。

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