産業医として転職したいと思って、いざ転職活動を始めると、まずは求人票とにらめっこ、ということになると思います。
求人票には、勤務地や年収、勤務日数・時間、業務内容や求めるスキル…なんていうことが書かれていると思います。しかしながら、そうした求人票にはなかなか書いていなくて、実は「働きやすさを決める」重要なポイントというものが存在します。
そこで今回は、産業医の転職活動において、「働きやすい企業」に入職するなら、ぜひチェックしておきたい重要な3つのポイントについて書いてみたいと思います。
社員の平均年齢・産業衛生スタッフの年齢
私が最初に入職した会社は、かなり平均年齢が高く、人事労務担当者も10歳以上離れた年上でした。周りを見れば年上ばかりで、面接で対応するのももちろん年上の社員ばかり。加えて、産業衛生スタッフである保健師も10歳以上離れたベテランさん2名でした。
こうした状況で、私はなかなか「腹を割って話す仲間」というのは作りづらく、上手くコミュニケーションがとれませんでした(元々、かなり内気な性格ということもありますが)。
特に、社員、特に接点の多い人事労務担当者の年齢や、産業衛生スタッフの年齢などについては確認をしておきましょう。
従業員数、実施する健診の種類
従業員数が多いということになりますと、その分、健診の判定業務や面談の数もそれに比例して多くなると考えておいた方がいいと思います。それはつまり、自分で担う業務量になるということになるわけです。
また、企業によっては、一般的な健診の判定業務に加え、夜勤従事者の健診・特殊健診も追加される可能性があります。このあたりは、求人票にも記載があったりしますが、ない場合にはやはり確認しておきたいところです。
私も一時期、全国で社員数1万人超の企業に勤務したことがありましたが、毎月のように健診結果が送られてきて、その判定業務が大変でした。
支社・関連会社の訪問について
常勤産業医の場合、支社や関連会社に「それぞれ、月1で訪問してください」と依頼される場合もあり、それ込みでの年収となることが多かったりします。
もちろん、訪問件数が求人票に記載されていたり、採用面接で詳しく説明をされることもありますが、この「月あたりの訪問件数、訪問場所」はしっかりと聞いておいた方がいいと思います。
このあたり、「電車やバスが大好き。小旅行みたいなものじゃない」というドクターもおられるので一概には言えませんが、この一件以来、私は入職前にしっかり調べるようにしています。
以上です。
このあたり、企業の情報をよく知っているリクルートドクターズキャリア[PR]、マイナビDOCTORなどの転職エージェントに求人紹介を受けていると、問い合わせにも快く応じてくれますので、求人紹介会社選びでは、こうした会社を選ばれるとスムーズに転職活動が行えると思われます。