産業医に他の業務を「+α」した3つの働き方

産業医の仕事と言いますと、「会社の中で、面談したりする仕事」といったイメージがあるかもしれませんが、実は「産業医のみ」の求人以外に、いくつかのバリエーションがあったりします。

「会社の中で、いつも同じ仕事だと飽きちゃうかもなぁ…」というドクターも中にはいらっしゃると思いますので、そこで今回、産業医に他の業務を「+α」した働き方についてご紹介したいと思います。

外来診療のある求人

企業の中には、「外来」を併設したところもあります。産業医として業務を行い、週の何コマかは、そこの診療所で「外来診療を行う」という働き方もあります。

基本的には「内科外来」などが多いわけですが、中には精神科の外来を設けているところもあります。ですが、精神科の主治医と会社産業医を同一人物が行うことを問題視する方もおられるので、「精神科は産業医以外のドクターが担当」というところもあったりします。

このパターンは結構よく見る求人です。「同じ業務ばかりだと飽きてしまう。産業医の業務だけでなく、臨床もやりたい」というドクターに合っているかな、と思われます。

健診業務+産業医という働き方

健康診断・人間ドックの業務を請け負うクリニックに所属し、嘱託産業医として企業を訪問するといったパターンもあります。

この場合、「産業医と健診業務、どちらの比率が多いか」という違いは結構あって、中には「ほとんど産業医業務で、12社以上担当しています」というドクターもおられるようです。

あるいは、企業に産業医として所属し、「併設の健診センターで勤務する」というパターンもあるようです。

大学の健診センターに所属していて、そこから繋がりのある企業へ産業医として派遣されている、というドクターもいました。

病院の産業医

こちらは「企業にすら勤務していない」ということになりますが、「総合病院の産業医として勤務する」というパターンもあったりします。

この場合、産業医として勤務しつつ、「外来で診療も行う」というケースもあるようで、こちらは臨床+産業医の業務を行う、となると思います。

病院か企業かの違いはありますが、「社員である医療従事者、スタッフの健康や安全を守る」という大きなくくりの中では同じく産業医としての働きが求められるということになると思います。

ちなみに、「病院ではなく大学で働く産業医」の求人というものがあり、応募したことがあります(落ちてしまいましたが)。実験で有機溶剤や放射性物質を扱うこともあり、大学職員や学生の健康・安全を守るということが求められていました。

以上です。
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