上司によって、部下が「仕事をやりやすい」「仕事をのびのびできる」ということもあれば、その逆もまたしかりということもあります。
特に上司との関係に悩む部下は多く、産業医として面談を行っておりますと、様々な悩み相談を受ける機会も多いです。
そこで今回は、部下が不満を溜めやすい上司の3つの特徴と題して、上司に対して部下が不満に感じやすいポイントについてまとめてみたいと思います。
上司の命じた仕事をやるのは「当然」という態度
仕事をするように命じられたら、部下はやらざるを得ないというところはありますが、それにしてもなんら感謝もない、またその頼み方もぶっきらぼうということでしたら、部下としてもやる気はなくなってしまいます。
また、その仕事をやることで評価されるといったメリットもなかったとすれば、なおのこと「やりたくないなぁ」と思うのも仕方のないことではないでしょうか。
この辺、部下の扱いが上手い管理職は心得ていて、褒美となる「飴」の与え方をよく考えているなぁと感心します。
部下からの相談に聞く耳を持たない
部下が相談するということは、少なからず「分からないことがあって困っている」からであって、そんな場面でも「知るか、自分で考えろ」といった態度であると、それは上司に不満を感じてしまいます。
ある程度、自分で考えるということも大事であるというのはたしかでしょうけども、それにしても最初から「相談に聞く耳を持たない」という姿勢では、部下も次からは「相談したくないなぁ」と思うはずで、こうした点も不満を感じやすいのではないでしょうか。
「気分」「行き当たりばったり」で方針が変わる
気分によって、あるいは行き当たりばったりで方針が変わるようですと、部下としては「次もまた方針が変わるかもしれない…いったい、どうすればいいんだ」と混乱してしまいます。
一貫した方針がないと、やはり部下としては困ってしまいますので、こうした「気分」「行き当たりばったり」で方針が変わることは避けてもらいたいところです。
もちろん、変化が早いような職場ですと、そうした朝令暮改的なところがよしとはされることもあるのかもしれませんが、それに振り回されている部下への気遣いといったことは少なくとも必要ではあると思います。
以上です。
「部下は上司を選べない」ということもありますので、一度上記のような上司についてしまいますと、ストレスや不満を抱えながら仕事を続けなければならないということになってしまいます。もし転職をお考えということでしたら、どのような人が上司となるのか、前任者はすぐにやめていないかなど、ぜひリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアの転職エージェントに相談しておくことをオススメしたいと思います。