医師採用面接に無事こぎつけたという先生が、気になることと言えば「どんなことを質問されるのだろう?」ということではないでしょうか。
年数が上の先生になられるほど、面接をする立場にあっても、面接を受ける側にはあまりなったことがないと思います。そこで、どのようなことが質問されるのか、そして逆に面接の場で、どのようなことを質問しておきたいかについてまとめてみました。
面接で質問されること
面接で質問されることについて、よく訊かれる質問ベスト5について、まず並べてみたいと思います。
・「どうして今の病院をお辞めになろうとお思いなのですか?」
・「勤務に関して、収入などどのような条件をお求めですか?」
・「これまで、どのような業務をされてこられましたか?」
・「どうして、こちらの病院(施設)に興味を持たれたのですか?」
・「どのような将来のプラン(展望)をお持ちですか?」
特に、退職・就職志望理由は必ず訊かれると思っておいたほうがいいでしょう。そして、どのようなスキルを持っているのかという確認や、どのような勤務条件を望んでいるのか、といったことが質問されます。
退職理由については、あまり前の病院の悪口・批判を言わないように注意しましょう(笑)また、自分にはどのようなスキルがあるのか、アピールできるようにしておきましょう(転職で自分を最大限に売り込むための2つの問い「あなたの強みは?」「どんなサービスを提供できる?」をご参考にしていただけると幸いです)。
面接で質問したいこと
面接の場で、「何かありますか?」と質問を受け付けてくれることは多いと思います。そこで、しっかりと質問して情報収集をしておくことも重要です。
ぜひ聞いておきたい質問としては、以下の様なものがあります。
・院長の経営方針・病院のビジョン
・勤務の具体的な内容(一日の外来数、週の外来コマ数、病床数、担当数、当直頻度やオンコールの頻度、救急車台数)
・勤務する科の医師数、出身大学、年齢層など
・関連病院との関係性(後方支援病院の有無、医局派遣の現状)
こうしたことを聞いておくと、後々、どのような雰囲気で働くのかイメージもつきやすいのではないでしょうか。
なお、あらかじめ先方へ伝えておきたい条件などがある場合、「エムスリーキャリア」「リクルートドクターズキャリア[PR]」などにあらかじめ登録して相談すると、条件のすり合わせるなどをしてくれるそうなので、自分で言いにくい場合は、ご利用していただけると良いでしょう。