産業医になるならバイトは「非常勤外来」がオススメである理由【医師バイト】

私は産業医になって10年近くになりますが、ずっと同じ総合病院で内科の非常勤外来でバイトを続けています。その間、会社を2回移っていますが、ずっと週1のバイトは続けています。

非常勤バイトと一口に言っても、当直、病棟管理など様々な働き方がありますが、私としては「外来バイト」が産業医でやるならオススメであると思っています。

私は元・内科医であったということもありますが、やはり産業医をしていますと臨床医としての勘は大分鈍っているように感じます。処方薬の名前一つをとっても、あるいは疾患の鑑別一つをとってもです。

恐らく、この週1バイトがなかったら、もっとその勘は鈍っていると思います。実際、産業医をしていて相談を受けたりする際、臨床医の視点がないと困ることもあります。

そのように、産業医をする上でもその点は重要ですし、また「産業医から臨床医に戻ることができる」という保険のようなものがあるのは安心感が違います。あまり知られていないかもしれませんが、産業医のほとんどが嘱託契約でありますので、「1年ごとに契約更新」が必要になります。そこで「来年は契約更新しませんよ=クビです」と言われることもあります。

すぐ次が決まればいいですが、産業医の求人自体が少ないので、なかなか次が決まらない、ということもありえますので、そこで「臨床医に戻る」という選択肢がとれないと、とても不安だと思います。この「臨床医に戻れる」という保険があるのはとても大きいです。

この点、症例数的に言って当直より外来勤務の方が多いと思います。ですので、産業医をやるなら「外来バイト」がオススメだと思うのです。

もしこれから産業医になる、ということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]エムスリーキャリア医師バイトドットコムなどの求人紹介会社にご登録の上、お探しになってみてはいかがでしょうか。恐らくこの3社であれば、おおよその求人が網羅できると思います。

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