患者さんとのトラブルを避ける上で接遇よりも大事だと実感したこと

病院に寄せられる医師に対するクレームについて話を聞く機会があったのですが、「説明不足」などに続いて、「バカにされた」「上から目線で話をされた」といったことが比較的多いそうです。

中でも、具体的にクレーム内容を聞いていくと「余計な一言」が原因であったということが多いようです。

忙しくて早く外来で切り上げたいのに、延々と同じような話を繰り返されていたり、イライラしている時に多いのですが、つい冷たい、突き放すような物言いになってしまったりして出る一言にクレームが入ったりするようです。

「それはさっきも聞いた」「時間がないんですよ」「(生活習慣に関することで)なんでそんなこともできないんですか?」などなど、言わなくていいどころか、患者さんを傷つけてしまう可能性のある一言を言ってしまうわけです。

最近ですと、新型コロナワクチン接種の予診で質問の多い方に「説明書を読んで出直してきてください」と言い放つ医師もいました。不安を抱えて、話をしたかったり寄り添って欲しいということからの質問だと分かっていると思いますが、それでも忙しくイライラしがちな業務の中で、やはりこのような言葉も出てしまうのでしょう。ですが、こうした突き放す一言でクレームが寄せられます。

過剰に丁寧な言葉遣いやへりくだった態度をとるよりは、こうした余計な一言を言ってしまわないように注意した方がクレームを出さずに済むかとしれませんね。

ただ、ストレスを多く抱えていることで、本来は言わないようなことを言ってしまっている可能性もあります。そしてイライラの原因はもしかしたら、業務過多や人間関係などに起因することもあるかもしれません。もしそれで転職をお考えということでしたら、一度リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリア医師バイトドットコムなどの転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

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