厚生労働省の平成26年版「賃金構造基本統計調査」をもとに算出した、職種別の「年収ランキング」「時給ランキング」が公表されていますが、この中で、医師の該当項目について興味深い結果が出ております。
まず、年収は1,154万円で、航空機操縦士に次いで2位となっています。この辺は順当な順位となっておりますが、年間労働時間については、2088時間と、航空機操縦士の1,656時間に比べ、大幅に多くなっています。
結果、時給は「5526.9円」とのことで、航空機操縦士、大学教授に次いで3位となっています。
今回、この時給についてのデータを出させてもらったのには「あなたの非常勤としてのアルバイトは、本当に適正な対価が支払われていますか?」という基準を持っていただきたかったからです。
たとえば、「5万円の当直バイト」を引き受けたとします。18時から朝の7時までといった勤務になると思いますが、計13時間であり、時給換算すると時給 約3,800円となっています。もちろん、全部の時間を労働しているわけではなく、休みもあるわけですから、実質の労働対価としては、決して安くはないと思います。
ですが、救急病院で、かなりハードでほとんど休めないような当直となった場合、「割にあわないな…」と思うのではないでしょうか。感覚的にそう思っていても、なかなか、実際に時給換算したりはしないと思いますので、そのバイトは本当に割に合うものなのかどうか、確かめてみましょう。そのバイトを続けるべきか、新たなバイトを見つけるべきかの判断材料となるはずです。
もし別のバイトを探したい場合は、「医師バイトドットコム」などで登録の上、探してみてはいかがでしょうか。