コロナ禍で経営状況が悪化し、「バイトのクビ切り」話をよく聞くようになってきています。やはり「無い袖は振れない」ということでもあり、決して安くはない医師の人件費は真っ先に削られる可能性が高いということでしょう。
よほどコネや貢献度が高いならいざしらず、やはり非常勤バイトは「いつ切られてもおかしくない」と思っておいた方がいいとあらためて思った次第です。
では、「非常勤バイトをクビになる」という事態にすぐ対応できるようにしておくにはどのようにすべきかということですが、私としては以下の3点を心がけておくべきかな、と思っております。
「情報通」とコミュニケーションをとっておく
どこの病院にも、内情に詳しい「情報通」がいるものです。看護師さんやMAさんなどと話をしていると、「あの先生、辞めるんじゃなくて契約打ち切りよ」などといったことを教えてくれたりします。
ですので、噂話などに日頃から詳しそうな人とコミュニケーションを図っておいて、特に退職、クビ切り話などがないかどうかは耳にしておいた方がよろしいかと思われます。
実際、私も隣のブースの先生が「退職する」とは聞いておりましたが、実際はクビ切りであると事情通の看護師さんに聞いて驚きました。それを聞いて、より一層私としても「あ、危ないのかもな」などと危機感を感じていたりします。
「クビを言い渡されたらどう動くか」を考えておく
もしクビを言い渡された場合、次のバイト先を探すことになるという方が大半ではないでしょうか。そのような時、
「希望の時給、業務内容、勤務エリア」などをあらかじめまとめておいて、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアや、医師バイトドットコムなどの求人紹介会社にすぐご相談できるようにしておくことをおすすめします。
また、あまり希望条件に該当する求人がない場合、「通勤可能エリアを少し広げる」「業務内容を変更する」といったことも必要であることがあり、妥協できる点はどうしたものがあるかなども併せて検討しておくべきかな、と思われます。
ゴネるのは得策ではない
すでに雇い主側はクビを切る気満々ですから、それを翻意することは考えにくいですし、再びクビ切りをしてこないとは限りません。
ですので、できることならばゴネるのではなく、速やかに立ち去って次の職場を探すことを考えた方がよろしいかと思われます。「プライドが傷つく」ことにより、ご立腹されることも分かりますが、やはりゴネるより「さぁ次を探そう」と気分を切り替えるべきかな、と思われます。