「バイトだけ」で生活をするドロッポ医に向いている医師とは

非常勤・スポットバイトなどで食いつないでいく医師のことを「ドロッポ医」(「ドロッポ医師」が誕生するまでの3ステップ-きっとあなたはまだ踏み止まれる)と定義すると、そのドロッポ医の生活に向いている医師、向いていない医師がいると思われます。

ツイッター界隈では、ドロッポ医を自称して愚痴を吐いておられるアカウントもありますが、そうした方々はドロッポ医に向いていないのではなかろうか、と思ってしまいます。もちろん、ご事情があり、常勤医に戻るに戻れないといったこともあるのでしょう。

今回は、そんなドロッポ医に向いている医師について書いてみたいと思います。

医師として働くこと以外に目標がある

「小説家になりたい」「音楽家になりたい」などなど、医師として働くこと以外に確固たる目標がある方は、ドロッポ医をしていても「私には夢がある」ということで問題ないのではないでしょうか。

売れない芸人さんがバイトをして生計を立てるように、ドロッポ医として生計を立てて、自由になる時間が多いため、夢に邁進できると思われます。

ですので、こうした確固たる目標があり、そのことに邁進できる人であればドロッポ医になることも厭わないでしょう。

お金のかかる趣味を持っている、多額の借金がある

ドロッポ医となった場合、「働くことに意味・意義が持てない」という方が結構いらっしゃいます。「何のために働くんだろうか…」と哲学的に悩み出してしまうというわけです。

ただ、お金のかかる趣味を持っている、もしくは多額の借金がある場合はそんなこと言ってられません。「とにかく稼ぐ」必要があるわけで、常勤医時代よりも多額の年収を目指してひたすら稼ぎ続けるということになると思います。

人間関係がとにかく苦手と自覚している

常勤のドクター、コメディカルたちと上手くやっていくことができず、「人間関係がとにかく苦手」という方は、やはり「薄い接点で仕事ができる」「もし居づらくなったらすぐに辞められる」という点で、非常勤ないしスポット勤務は望むところではないでしょうか。

ただ、この点、自分で認められるかどうかという点は大きいです。まだ諦めきれていないということですと、なかなかドロッポ医になるという選択はとれず、転職を繰り返すという方もおられます。

以上です。
こうして考えていくと、「ドロッポ医に向いている」という方はやはり比較的少数なのではないか、と思われます。ただ、常勤医として勤務するにしても、条件によっては今までの職場よりも働きやすい、ということもあると思われます。

ですので、常勤医として入職するに際して、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」などの人材紹介会社の転職エージェントを介して交渉をしっかりと行ってみるのはいかがでしょうか。

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