「医局と今後関わらない」と決めたら辞め方は悩む必要がないと思う理由【医師転職】

私は後期研修医時代、出身大学の医局に一応は所属し、市中病院で研修していました。当初は医局に所属するつもりもありませんでしたが、医長の勧めで入局することになりました。

付き合い程度に医局の飲み会、忘年会などには参加していましたが、医局員とさほど接点はありませんでした。そんな中、私は勤務先を退職し、地元を離れました。

産業医としての勤務が始まり、臨床医時代とは異なり、心平穏な日々が続いていましたが、そんな中、医局秘書を通じて一通のメールが届きました。その内容は「医局費を納入してください」とのこと。

それまでは医長経由で支払っていたのですが、その関係もなくなったため、支払いがなくなっていたのでした。知らぬ間に「滞納」していたことになっていたわけですが、そこではたと気がつきました。「あ、医局を退局するの忘れてた」と。

そこで、「既に病院を退職し、現在は産業医をしている」ことや、「退局したい」旨、そして「滞納」した医局費を支払うつもりはないと伝えました。今考えると、挨拶もなく、しかもメールで「退局したい」と伝えるとは舐めているとしか思えない所業ですが、そうメールで伝えたわけです。

結果、そのことを医局長、教授に伝わって晴れて退局が認められ、医局費も支払わずに済みました。

もちろん、褒められたことでもなく、退職時に医局を辞めることを伝えるべきだったとは思いますが、そんな余裕もなく新天地へと移動したため、すっかり忘れていました。ですが、そもそも医局との関わりも薄く、「今後、医局と関わるつもりがない」と決めた方であれば、さほど悩む必要はないのではないでしょうか。

ですが、もちろん望ましいのは「立つ鳥跡を濁さず」です。しっかりとあらかじめ退局の意志を伝え、波風が立たないようにすべきでしょう。ただし、そう心がけていても、揉める時は揉めるようですね。

そこであらかじめ「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、「エムスリーキャリア」といった転職支援会社の転職エージェントに相談しておりますと、退局時にもアドバイスがもらえると思います。ぜひ転職活動の際には、ご登録されることをオススメしたいと思います。

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