「ドロッポ医(泥医)マインド」を持ちながら産業医になると行き詰まる3つの理由【産業医転職】

「常勤の臨床医を続けるのがしんどいからドロッポ医になる」(「ドロッポ医師」が誕生するまでの3ステップ-きっとあなたはまだ踏み止まれる)という方もいますが、「臨床医が務まらないから産業医になる」という方もおられます。

実際、私も臨床医がほとほと向いてないと思いつつ産業医になった口ですので、そんな偉そうなことは言えませんが、こうした「ドロッポ医(泥医)マインド」を持ちながら産業医になると、行き詰まる可能性があります。

その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

正社員ではなく「嘱託契約」がほとんどであるから

臨床医ですと、病院の正社員として勤務することがほとんどですが、産業医は「1年ごとに更新する」という嘱託契約がほとんどです。

つまりは、あまりに仕事を舐めていたりしますと、「あ、コイツはダメだ」と見限られ、「もう契約更新しません」という事態に陥る可能性があります。この点、民間企業は病院以上に厳しいです。

ですので、企業の求める役割はきっちりこなし、知識・経験のある程度ある「使える産業医」であり続ける必要があります。

「勤務し続ける」ことの難しさ

産業医は当直・オンコール・深夜呼び出しもなく、「臨床医よりは身体的に楽」と思うかもしれませんが、それでも毎平日にきっちりと勤務し続ける必要があります。

この点、産業医学や産業医という仕事に興味・関心が持てない人ですと、勤務自体が苦痛になる可能性があります。そのため、やはりある程度の「適性」というものが必要になると思われます。

求められる「コミュニケーション」

産業医として、社員・上司、人事労務担当者、保健師…と、様々な方と携わり、報告・連絡・相談などを行う必要があります。

この点、いい加減に勤務していると上手くできない可能性があります。結果として「使えない産業医」のレッテルを貼られてしまう可能性があります。そのため、コミュニケーションを密にとっておく必要があります。

以上です。
ただ、産業医をやってみますと、臨床とは異なる産業医という業務の難しさ、楽しさを味わうことができると思います。もしご興味がありましたら、ぜひ「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、「エムスリーキャリア」といった転職支援会社の転職エージェントのご相談の上、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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