Medical Tribune 2018年9月6日号に掲載されていた、第15回日本うつ病学会の内容を伝えた「テストステロン補充療法 軽症うつ病に有効」という記事が掲載されていました。
テストステロン値 350 ng/dl未満の気分変調症、軽症うつ病患者を対象とした研究で、テストステロン補充療法に効果があったとのことです(Eur Urol Focus 2018年7月14日オンライン版)。
ただ、補充薬で国内承認がなされているのは、持効性注射剤、一般用医薬品(OTC)の軟膏のみだそうで、使い勝手はよろしくないようです。
そこで、「運動と胸張り姿勢」が推奨されるのではないか、と記事には書かれておりました。「ゴリラのように胸を張る」ことで、テストステロン分泌量が増え、コルチゾールは有意に減少したとのこと。
よく「筋トレはテストステロン分泌にいい」と言われますが、「筋トレはちょっと大変…」という場合は、胸張りだけでもしておくと違うということですね。
猫背で陰気に見えがちな人も、胸を張って、なおかつたまに筋トレをすることで気分も上向きになる可能性があるということですね。