医系技官とは、「専門知識をもって保健医療に関わる制度づくりの中心となって活躍する技術系行政官」のことであり、医師もしくは歯科医師の行政官のことを指します。
応募資格
応募資格としては、「日本国籍を有する医師・歯科医師」となっていますが、
・平成16年4月以降に免許取得した医師
・平成18年4月以降に免許取得した歯科医師
は、臨床研修を修了している必要があります。
試験について
試験は、前期試験6月及び後期試験11月の年2回実施されており、応募期限は前期5月末(2018年は5月28日)、後期10月末(2018年は10月28日)となっています。ただし、後期については実施しないことがあるとのことで、それは7月発表されます。
応募には、
1)履歴書
2)緊急連絡先等登録票
3)推薦状2通
4)医師(歯科医師)免許証の写し
5)小論文
が必要だそうです。推薦状も必要なんですね。誰に書いてもらうか、とても重要ですね(笑)
試験内容としては、
・小論文(事前提出)
・一次試験(グループディスカッション、面接等)
・二次試験(面接)があります。
合格率
気になる合格率ですが、公表されていません。少なくとも合格者数などについても、公式HP「医系技官情報-厚労省」には記載されていないですね。
なお、「定員は、受験年次ではなく、卒業年次ごとになっているため、同時に受験している人たちの全てと競争しているわけではありません」(医系技官という希少種)とのことであり、合格率や採用人数も毎年一定ではないようです。
試験対策
医系技官を検討中の方を対象として、
・公開勉強会
・厚生労働省職場体験実習(インターンシップ)
が開催されています。こうしたところに参加し、自分の適性を考えたり、情報収集の場にされるとよろしいかと思われます。