医師が常勤の傍らにバイトをしようと思った時、まず思いつくのは「専門科目で外来」といったことではないでしょうか。当然、専門知識をお持ちの科で外来をするのが一番手っ取り早い方法ですが、中にはそれ以外の科目で働いてみたい、という先生方もおられます。
たとえば、「今まで麻酔科医として勤務してきたけども、産休・育休明けだし、いきなり麻酔科医として復帰するのはツライ。未経験だけど、内科外来を担当したい」といったご希望の女医さんもおられるわけです。現に、今まで麻酔科医として働いておりましたが、現在は嘱託産業医をしているという女医さんもおられます。
ですので、「未経験じゃ無理ですよね」と最初からあきらめるのではなく、まずは求人があるか探してみましょう。また、その希望を叶えるために行うべき3つのポイントについて、今回は書いてみたいと思います。
1) 「新たな分野を学びたい」という低姿勢で
未経験の分野ですと、やはり一から学びなおすこともかなり多いです。そのため、「新たな分野を一から学び直したい」といったことを意思表示し、求人先に訴えることがある程度は必要だと思います。
そこで「初期研修でちょっとかじった」などと毒にも薬にもならないような経験について言うのではなく、正直に「一から学びたい」といった姿勢を示し、アピールするようにしましょう。
2) 時給・勤務地である程度、譲歩してみる
未経験の上、さらには「高時給、自宅近くで」などという条件ですと、やはりなかなか求人はないものです。そこで、時給面・勤務地で譲歩してみると応じてくれる医療機関はあったりします。
もちろん、経験を積んだ後に時給面、通勤面でよりよいところを選べばいいわけであり、まずは「未経験を脱する」ことが重要です。
3) 人材紹介会社に希望を伝えた上で相談
人材紹介会社に希望を伝えた上で相談しますと、医療機関などに相談し、交渉してくれることがあります。そのため、まずはしっかりと人材紹介会社の担当者と相談をしておきましょう。
バイトにおけるオススメの人材紹介会社としては、
医師バイトドットコム
などがあります。まずはこうした会社に登録・相談をしてみましょう。