「雇われ院長」になるメリット・デメリットとはー開業をお考えの先生にオススメ

医師求人情報を見ていますと、「クリニックの院長募集」といった求人があったりします。いわゆる「雇われ院長」募集の求人ですが、実質、分院を展開する上で院長募集をするという意味ですね。

その母体は、繁盛したクリニック、もしくは病院であったりします。そうしたクリニックの院長になった場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか、今回は書いてみたいと思います。

メリット

1) 勤務医よりも高額年収(院長手当)
2) クリニックなので当直・オンコールはない。
3) 経営破綻したとしても、負債はない。
4) 開業資金を自分で出す必要がない。
5) 開業を考えている場合、クリニック経営についての勉強になる。
6) クリニックの継承問題などを考える必要がない。

デメリット

1) クリニックにおける医療上の法的責任を負う。
2) 人事労務管理や経営、医師会との関係など医療以外の業務が多くある。
3) 勤務医と比べ利益重視であり、経営努力を求められる。
4) 勤務医と比較し、自己都合退職がしにくい。
5) 勤務医と比較し、突発での休暇取得をしにくい。

以上です。
メリット、デメリットの両方について言えることですが、開業志向の強い方にとって好都合な求人であると言えるでしょう。開業を視野に入れ、「いきなりの開業は不安」という先生にはオススメです。

その一方で、診療以外の業務をどの程度行って欲しいのか(人事労務管理、経営、医師会との付き合い)といったところはどこまで求められるか、求人側と相談することはできると思います。

いきなり全てをやろうとはせず、徐々にできる範囲を広げていく、という働き方もできると思うので、ご相談なさってはいかがでしょうか。

求人については、
リクルート ドクターズキャリア

エムスリーキャリア
などで募集されています。登録してご相談なさってはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました