「労働衛生コンサルタント試験 口述試験」対策で行っておくべきイメージトレーニングのコツ

「労働衛生コンサルタント試験 口述試験」は、面接での口頭試験となります。そのため、筆記試験とは異なり、見なおしたり、書き直し(やり直し)ができない試験となっています。

よって、筆記試験よりも緊張を伴いますし、「頭が真っ白になってしまった」「答えは分かっているのに、上手く話せなかった」といった受験者が結構いらっしゃいます。

そのため、口述試験対策としては、「イメージトレーニング」が重要になります。イメージトレーニングを繰り返すことによって、緊張を和らげ、勉強してきた結果を最大限、披露できると思われます。

イメージトレーニングの方法ですが、これにもコツがあります。そのコツについて今回は書いてみたいと思います。

1) 面接の様子を具体的に思い浮かべる

口述試験は、3人の面接官を前に行われます。真ん中は産業衛生分野の大学教授、向かって左隣が准教授、右隣は厚労省の役人の方が座っています。こうした3人を目の前に、次々に質問されることを想定してイメージトレーニングをしましょう。

受験番号、受験する区分(保健衛生)、氏名を答えるよう指示され、その後、質問は次々に行われ、休む暇もなく約15分間続きます。こうした流れであるというのはまず頭に入れておきましょう。

2) 質問を「聞いて」答える練習を

質問は紙に書いてあるわけでもなく、耳で聞いて回答することになります。そのため、「見て」答えるのではなく、しっかりと質問を「聞いて」答えるという練習しましょう。

私の場合、スマホのボイスレコーダーアプリを使用し、そこに質問を吹き込みました。その音声を聞き、答えられるよう何度もトレーニングしましたが、これは結構効果的であると感じました。

3) 「答えられない問題は絶対にある」と思っておく

「答えられない問題がきたらどうしよう…」と心配の方もいらっしゃると思いますが、むしろ逆で、ほとんどの受験者が「答えられない問題」を経験していると思います。

むしろ、そこでの対応をどうするかが重要であり、まずは「パニックにならない」「頭が真っ白にならないようにする」ということを肝に銘じておきましょう。その上で、「分かっていることはできるだけ答える」「素直に分からないことは分かりませんと言う」といった対応ができるようにしておきましょう。

以上です。
まずはこの3点をしっかり踏まえて、イメージトレーニングを行いましょう。こうした「イメージトレーニングの方法」などの試験対策以外についても、拙著『産業医のための労働衛生コンサルタント口述試験対策マニュアル: 一発合格するための秘訣』に掲載しております。よろしければご一読いただければと存じます。

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