ストレスチェックの質問内容(職業性ストレス簡易調査票)には、どのような項目から成り立っているか説明してください【労働衛生コンサルタント試験/口述試験】

職業性ストレス簡易調査票における質問は、大きく分けて以下の3つで構成されている。

1) 仕事のストレス要因:仕事の負担(量/質)、身体的負担、対人関係、職場環境、コントロール、技能の活用、適性度、働きがい[職業性ストレス簡易調査票上17項目]

2) ストレス反応:活気、イライラ感、疲労感、不安感[職業性ストレス簡易調査票上29項目]

3) 修飾要因(周囲のサポート):上司からのサポート、同僚からのサポート、家族・友人からのサポート、仕事や生活の満足度[職業性ストレス簡易調査票上11項目]

【以下、追加質問される可能性があり補足説明】

高ストレスの判定はニ軸であり、

・「心身のストレス反応」に関する項目の評価点の合計点が多い者
もしくは
・「心身のストレス反応」に関する項目の評価点の合計点が一定以上、かつ「仕事のストレス要因」及び「周囲のサポート」に関する項目の評価点の合計が著しく高い者

となっている。

なお、調査票の実施や評価にあたっては、以下の点に留意する必要がある。

・職業性のストレス調査票であり、仕事外のストレス要因等、たとえば家庭生活におけるストレス要因などについては測定していない。

・回答者のパーソナリティについて考慮されていない。評価にあたっては、自記式の調査票にみられる個人の回答の傾向について、考慮する必要がある場合がある。

・調査時点のストレス状況しか把握できません。

・結果が、必ずしもいつも正確な情報をもたらすとは限らない。

参照:職業性ストレス簡易調査票を用いた ストレスの現状把握のためのマニュアル

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