産業医になるためには、労働衛生コンサルタントの資格を持っていたり、産業医科大などを卒業していない場合、研修会に参加して単位を集める必要があります。
コツコツと集めていくのもいいですが、産業医になるために時間がかかりますし、あまり効率が良いとは言えないでしょう。やはり、集中講義で単位を集められる「産業医研修会」を受けてしまうのが手っ取り早いと思います。
有名なのが「自治医科大・日本医科大・産業医科大」の産業医研修会ですが、今回はその研修費用・日数/スケジュール・定員の比較を行いたいと思います。
比較表は、以下の通りです。
産業医科大 | 日本医科大 | 自治医科大 | |
研修費用 | 8万円 | 5万2千円 | 6万円 |
研修日数 | 6日間 | 7日間 | 6日間 |
スケジュール(2017年度参考) | 年2回開催 1回目:7/24-29 2回目:7/31-8/5 |
9/2,3 10/7,8,9 11/3,4 |
前半:8/26-28 後半;9/16-18 |
定員 | 500名(トータル1,000名) | 200名 | 160名 |
補足 | 定員が最多で参加しやすい。時期に関係なくWebから予約登録可能。 | ・日本医科大医師会員、東京都医師会員などは割引あり。 ・特定日の受講は不可。月ごとの受講は可能。 |
・特定日の受講も可能。1日1万円換算。 |
必要なコマ数は決まってるので、講座自体の時間数はどこでも変わらないと思われます。しかし、必要な費用やスケジュールなどはかなり異なっていますね。
さらに、関東在住ですと、産業医大となると飛行機代や宿泊費も必要ですから、費用はかなりかかってしまうという難点もあります。ただ、産業医科大ということもあり、産業医としての業務に即役立つ知識が講義で得られると思われます。また、定員も多く、参加しやすいという点もありがたいですね。
一方、研修費面だけでいうと、日本医大が最も安く抑えられます(医師会に登録していると、さらにお得です)。ただ、スケジュール的に3ヶ月かかってしまうのが難点でしょうか。
それぞれ一長一短はありますので、ご都合や予算に合わせていただければと存じます。
補足
「獨協医科大学」も産業医研修会を開いておられます。
研修費用は5万4千円(昼食付き)、2017年度のスケジュールは、8/20,27、9/3,10,17,18の6日間。すべて日曜・祝日なのがありがたいですね。定員は200名です。