私が産業医として勤務している会社では、「土日祝日にも顧客から問い合わせがあり、返答を要求される」という業種です。そのため、「休日であっても顧客からの問い合わせがないか気になって、スマホを手放すことができない」という社員が多いです。
メンタル不調を訴える社員さんと面談をした時に言われたことで、私も後期研修医(専攻医)時代を思い出しました。それは、「休日に映画を観に行っても、電話が気になってしまって楽しくない」ということでした。
これは私も後期研修医の時に思っていたことであり、県外への外出も呼び出しの可能性を考えて、躊躇していました。
「電話は出られる時に出ればいいじゃないか。出られなかったら、折返しすればいいし」などと思われるかもしれませんが、そのことで先輩や上司に病棟からの問い合わせ・相談の電話がいってしまう可能性もあり、「なかなかそうはできないよ」と思っていました。
昨今、勤務時間外の「つながらない権利」といったことも言われていますが、
なかなか勤務医、特に専攻医にとっては、その主張はできないところかもしれませんね。後期研修医時代を思い出してみると、やはりこうした「時間外の問い合わせ、呼び出し」と「当直」が私にとっては耐え難いストレスだったと思います。
この点、
にも書きましたが、産業医ですとこうしたストレスからは解放されます。「臨床医としての働き方」が困難だった私にとっては、とても働きやすくなりました。
現在、専攻医として勤務していて私同様に「勤務医、もう無理だわ」と思われるようでしたら、産業医という選択もあるということはお伝えしたいと思います。
「産業医になってみようかな」とお思いでしたら、こちらの記事をご参考にしていただき、検討してみてはいかがでしょうか。なお、認定産業医資格をお持ちということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアに登録を行えば、無料で求人紹介をしていただけますので、ご相談いただいてはいかがでしょうか。