「優先的に新型コロナウイルスワクチンを打つ」対象から産業医やフリーランス医師が外れている件

某医師掲示板で、「2回目の新型コロナウイルスワクチンを打つ前に転勤となってしまい、なおかつ転勤先ではすでに決まった人員分しかワクチンがなく、打つことができない」と悩んでおられるドクターのスレッドが立っていました。

比較的レアケースかとは思われますが、八方塞がりのような状況ですね。少なくとも一回は打てるようですが、しかしながらやはり良い気はしませんよね。毎日のように外来や病棟管理を行っておられる先生ですと、やはり「早めに2回打っておきたい」と思われることでしょう。

一方、私のような産業医+非常勤外来バイトの医師ですと、「医療従事者だから優先的にワクチンを打つ」という対象からは除外されてしまっています(もちろん、同じような働き方をしているドクター全員ではありませんでしょうが)。

というのも、勤務先の企業では打てるわけもなく、なおかつ非常勤で勤務している病院では「供給量が思ったより少なく、常勤の医師・看護師のみを対象とします」とのこと。

同様の状況がフリーランス医師などのバイトを中心としている医師に起きているようですね。「常勤以外は除外」となってしまっているわけです。

私の立場としては、「週1日外来のみ」ですから、フルタイムの勤務医の方々よりは感染リスクは低いと自分を納得させておりますが、それでも「こういう時に割を食う可能性があるのだな」と悲哀のようなものを感じます。

「臨床医とは異なる働き方をしている、コネなし野良産業医だから…」と思いつつ、病院で周りのドクターが「ワクチン打った?」といった話を聞いている次第です。

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