医師のための上司への辞意の切り出し方「迷いを捨て、腹を決めて口に」

病院に内定をもらい、あとは上司に辞意を表明するだけ…となっても、なかなか切り出しづらいものです。

今までお世話になっているということもあり、長らく勤めていれば、それなりに愛着のある職場でもあるでしょう。ですが、辞意の表明は、転職のために避けては通れない壁です。ダラダラと先延ばしにはせず、しっかりと伝えるべきであると思います。

辞意を伝えると、上司の反応パターンはいくつかに別れると思います。
1) 驚きつつも話を聞き、慰留しようと試みる。
2)「少なくとも○月までは待ってくれ」などと、先延ばしを試みる。
3)「転職しようとしたのは、何故なんだ?」と質問を続け、問題解決により慰留しようとする。
4) 怒ったり、罵ったり、恫喝して辞意表明を撤回させようとする。
5) 辞職者が出るのに慣れっこで、すぐさま人員補充を考えており、上の空で話を聞く。

…などでしょうか。

4)、5)に関しては、やや特殊であり、あまりないことだと思いますが、これらに関してはもはや同情の余地なしで、「とっとと辞めよう」と改めて思うのではないでしょうか。

一方で、1) 2) 3)に関しては、少々厄介です。慰留・先延ばしをすることになれば、内定を出してくれた病院にも迷惑をかけることになります。また、辞意表明したことを撤回し、その病院に残ったとしても、以前のような待遇は望めないこともあります。

そこで、いくら説得を繰り返されたとしても、辞意を撤回せず、腹を決めて話し合いに臨む必要があります。上司であれば、どんな反応をするか、ある程度、予測がつきます。その反応をシミュレーションした後に、辞意表明を行うということも重要です。

あくまでも、退職することは決定したことであり、撤回することはない、と思ってから上司と話をしましょう。その意志が固まる前に話をすることは、避けるべきだと考えられます。迷いを捨て、腹を決めることができたら、「申し訳ありませんが、少々、お時間よろしいでしょうか…」と話しかけましょう。

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