医師が転職活動で上手くいかないときにやってしまいがちな3つなNG行為

転職活動は、順調ですぐに内定をもらえることもありますが、その一方でなかなか上手くいかず、時間がかかることもあります。書類選考で弾かれることもありますが、採用面接を受けて落ちるということになりますと、そのショックはより大きくなります。

結果、「このまま」採用してもらえなかったらどうしよう…という絶望的な気持ちになります。特に産業医での転職は比較的落ちることも多く、こうなりやすいと思います。

上手くいかない場合、焦ってしまって冷静な判断力を欠いて、あまり好ましくないことをしてしまったりしまうものです。今回は、そんな転職活動が上手くいかないときにやってしまいがちな「NG行為」について書いてみたいと思います。

NG行動1 求人紹介会社に登録しまくる

応募したいと思う求人がない時、「他の求人紹介会社ならいい求人があるのかも」と思って、登録しまくってしまう方もおられるのではないでしょうか。実際、私自身も産業医の転職が上手くいかなかった時は、最大で5社近くに登録していたと思います。

ですが、それで「おっ、これはいい求人だ」と思って応募した経験は、少なくとも私にはありませんでした。つまりは、「求人紹介会社に登録しまくればいい」というものではないということです。私も、直近で転職した際には、大手2社のみに求人紹介を依頼していました。

そもそも、求人紹介会社に登録する数を増やすのは、あまりおすすめできません。というのも、登録する→エージェントに相談→希望を伝えて求人紹介を受ける…ということをやる時間や手間、もったいないないと思いませんか?

それならば、既に相談している転職エージェントに相談して、希望条件の見直しや、今後の転職活動の方針について話し合いを行う方ということの方がよっぽど有意義であると思います。

ただ、中には「この転職エージェントさん、合わないかも」と思うこともあるとは思います。その場合は、大手の求人紹介会社では、「担当者を変えてもらう」ということもできたりします(この点、人員にある程度の余裕があるところではないと無理ですね)。

その点、リクルートドクターズキャリア[PR]などの大手であれば、求人数も多く、私自身も利用していて間違いなくおすすめできるところです。

NG行動2 大幅な妥協をしてしまう

「なかなかいい求人がないから」と、当初の転職目的や、希望条件とは大幅に異なる求人へ応募したりしてしまうことがあります。焦った上で、ついついそのような行動に出てしまいがちですが、それはたとえ内定がもらえたとしても、転職自体に不満や後悔が残る可能性があると思います。そのような残念な思いをするのだったら、焦って転職してしまうよりは、「いい求人が出てくるまで待つ」ということも大事なことだと思います。

特に、医師の転職シーズンとしては、4月>>1月>10月となっており、その3~4ヶ月前後で求人は増えてくる傾向にあります。たとえば、4月入職を目指しているならば、12月から1月上旬ぐらいまでは狙い目、ということになります。

こうした「転職活動に向いたシーズン」をぜひ逃さない、あるいは「そのシーズンまで待つ」ということも一つの手ではあると思います。その間に、「焦って大幅な妥協をしてしまう」ことは避けるべきであると思います。

NG行動3 意味のない反省

採用面接での質疑応答など、「次はこう言おう」といった対策をする上での反省は必要なことだとは思いますが、一方で、「だから私はダメなんだ…」「そもそもこんな経歴で雇ってもらえるところなんかなよな…」など、ただ単に転職活動において邪魔になるだけ、士気を下げてしまうだけの反省を繰り返すことはNGです。

求人にエントリーして落とされるというのは、「単にその求人にマッチしなかっただけ」ということであり、それ以上でもそれ以下でもありません。「なんて自分はダメなんだ」などと責めることはせず、他の求人に応募すれば、マッチして内定をもらえることもあるはず、と思っておきましょう。

上手くいかないと、ますます採用面接で「自信なさそう」「どうも表情が暗い」といった様子で、マイナスな印象になってしまいがちです。だからこそ、「切り替えて、次こそは上手くいく」と思って臨むことが大事だと思います。

以上です。
どれも当たり前のことですが、どうも転職活動が上手くいかない時にはやってしまいがちになります。もし当てはまるようなことがありましたら、その点はぜひ改善していただければと思います。

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