産業医に転職して後悔する医師の特徴【産業医転職】

私も後期研修医中に、産業医へと転職した訳ですが、「微塵も後悔していない?」と言われますと、それはなかなか「はい」とは即答しづらいと思います。

というのも、やはり臨床医には臨床医としての魅力がありますし、一度は専門医を目指していたということもありますので、それが道半ばとなっていることも、心残りとはなります。

また、同期がバリバリと臨床医として活躍しているという話を聞きますと、「自分も臨床医を続けていた人生だったら…」と思うこともあります。

ですが、私としては8:2に近い割合で産業医になってよかったと思っております。一方で、後悔する割合が大きい人もいるでしょう。今回は、産業医になって後悔してしまうドクターの特徴について書いてみたいと思います。

自分で治療したい、治療することに強い喜びを感じるタイプ

産業医ですと、主治医とは異なって自ら治療を行う立場ではなくなります。

疾患を想定しつつ、受診勧奨を行うといったことはありますが、自ら治療をする訳ではありませんので、治療を行うことに強い喜びを感じるようなドクターですと、もしかしたら産業医おしてのやりがいを感じにくく、臨床医に戻るという選択を行う可能性があるのではないでしょうか。

事務作業、同じような業務を続けることが苦手なタイプ

面談を行なって意見書の作成といった業務や、多くの数の健診判定・受診勧奨など、決まった業務を淡々と続ける仕事が多くあります。

これは単純に向き不向きであると思われますが、こうした事務作業、ルーティーン業務を続けることが苦手なタイプだと、産業医は続かないかもしれませんね。

幅広い科の疾患について相談に乗ることが苦手なタイプ

産業医ですと、一つの科の専門性の高い相談というよりは、色んな科の疾患について相談を受けたり、受診勧奨を行うことの方が多いです。

浅く広く、ということになるでしょうが、相談に乗れることが求められ、就業可否が可能かどうかといった判断が必要になるわけです。

この点も、守備範囲が狭い方ですと困ってしまう場面が多いかもしれませんね。

以上です。
もし上記のような点が当てはまらず、産業医としての勤務ににご興味をお持ちのようでしたら、私も転職のたびに利用させていただいております、「リクルートドクターズキャリア[PR]」「エムスリーキャリア」といった人材紹介会社の転職エージェントにまずはご相談いただいてはいかがでしょうか。

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