放射線業務従事者の防護について説明せよ【労働衛生コンサルタント試験面接対策】

放射線業務従事者の防護は、法令(原子力基本法、放射線障害防止法、労働安全衛生法に基づく電離放射線障害防止規則など)の遵守をした上で、作業環境管理、作業管理、健康管理の3管理と教育訓練が原則となる。

作業環境管理

・放射線の遮蔽
・放射性物質の封じ込め
・空気中、水中、表面汚染の監視
・周辺環境の監視

作業管理

・作業手順の検討
・事前訓練
・防護具の着用
・遠隔作業
・ロボットの導入

個人管理(被ばく線量評価と健康管理)

・被ばく管理
 外部被ばく:ガラス線量計、フィルムバッジ、TLD、ポケット線量計
 内部被ばく:全身の放射能測定(ホールボディーカウンター)、尿中放射線の測定
・健康管理:就業前(配置前)健康診断、定期健康診断、異常被ばく時の臨時健康診断、離職後のフォローアップ

教育訓練

・集合前(配置前)の教育訓練および就業後の定期的教育(放射線防護に関する一般的事項および事業所に特有の放射線防護上の問題などの教育内容)

参考図書

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