医師の退職理由も「一身上の都合」で押し通すべきワケ「不満爆発!…にならないために」

医局であろうと民間の病院であろうと、医師のコミュニティは、狭いです。そのため、退職する時でも、なるべくことを穏便に済ませ、さっさと立ち去るのが理想的です。

退職の場面で最も揉めやすいのが、退職する意思を伝えるところです。退職理由を訊かれ、最初の内は「一身上の都合で…」「家庭の事情で…」と答えていたのにも関わらず、いつの間にやらヒートアップ。

「こんな労働環境でやってられっか!」「安くこき使いやがって!」などと、日頃の不満をぶちまけてしまう、なんてことがあると最悪です。…まあ、あまりそんなことはないでしょうが(笑)

もちろん、退局理由/退職理由を聞かれることは避けて通れないと思います。さらには、しつこい引き止め工作に遭うこともあります。そこで、できるかぎり穏便・穏当な理由をあらかじめ考えておいて、説明しておくようにしましょう。

決して、勤務先の悪口や批判を次々に並べ立てることはせず、できうる限り「親の介護が…」「親が高齢で、実家の手伝いを…」「不眠症状・うつ症状に悩まされていて…」などと、個人的な理由に終始しておく方が良いでしょう。

日頃の鬱憤はとりあえず置いておいて、退職の意思を伝える時には、出来る限り感情的な対立とはならないようにしましょう。退職・転職のためのゴールは、もう近いと思います。そこでつまづかないように、強い退職の意思は持ちつつも、感情的にはならず、冷静に対処することが重要です。

強い引き止め工作などに遭って大変な場合、またはそうなることが予見される場合は、あらかじめ「エムスリーキャリア」や「リクルートドクターズキャリア[PR]」に登録してキャリアエージェントに相談し、アドバイスをもらっておくと良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました