産業医との「高ストレス者面談」にやってくる人々の3パターンと対処法

今年もストレスチェックが行われ、産業医として希望者の高ストレス者面談を実施しました。新たに導入された制度ですが、そろそろそれに伴う面談にも慣れてきたところですね。

昨年、今年とそれぞれ20人ほど面談を実施しておりますが、その中でどのような人々が「高ストレス者面談」にやってくるのか見えてきました。

基本的には、その社員が「何を希望するか」で、パターン化できると思われます。その類型パターンについて、今回は書いてみたいと思います。

1) 会社への不満のはけ口を希望

とにかく会社に不満をもっておられて、どこかにぶちまけたい、とお思いの方です。業務や人間関係などについて不満をもっており、そのやるかたない思いを吐露される、というパターンですね。

別に解決策を求めているということではなく、「誰かに話を聞いてもらいたい」というのがこのパターンに当てはまる方々に特徴的なところでしょうか。産業医や、人事の介入などを求めているということではなく、傾聴することで「スッキリした」という方が多いですね。

2) 人間関係・業務の悩みで人事的な介入を希望

会社への不満を持ちながら、さらには人間関係・業務に悩み、「なんとかしてこの苦しみから脱したい」とお思いの方です。

結論としては、「異動したい」ということになり、産業医や人事的な介入を望まれています。不眠・抑うつ症状などがあり、受診を勧めた方がよろしいこともあります。

「悩んでいるけれど、どう動いたらいいか分からない」という方もいらっしゃいますので、受診へつなげたり、上手く人事と連携したりといったことをする必要があり、産業医としての腕が問われます。

3) 保健指導を希望

ストレスチェックの結果を見て、「そんなにストレスを抱えてるつもりはないけれど、こんな結果になってビックリ」「気づかなかったけど、こんなにストレスを抱えてるという結果で、自分は大丈夫なんだろうか?」と思われる方がいらっしゃいます。

もちろん、日々の中でストレスを感じないという方はいらっしゃらないでしょうけども、それほど自覚されていないけれども、ストレスチェックの結果、意外にも悪かったという方ですね。ストレス耐性が高い方が多いように思います。

こうした方は、「このまま受診などをしないで大丈夫なんでしょうか?」「今後、生活をする上で、何か気をつけた方がよろしいでしょうか?」と、保健指導的な面談を希望されているわけです。

意外にも不眠症状などがあっても、「大したことない」と思ってらっしゃることがあり、その場合は受診した方がいいかどうかの判断を行なったり、どの程度症状か増悪したら受診したらいいのか、といったことを指導したりします。

以上です。
実際には、1)と思って話を聞いていると2)だったり、3)の中に人事的な介入が必要な問題があったりしますので、複合的なパターンも存在します。

しかしながら、「今回はどのパターンだろう」と面談をしてますと、大体上記のパターンに当てはまります。

パターン化した上で傾聴を行い、保健指導やフォローアップ面談、就業措置についての勧告、人事への介入依頼などを通して働きかけを行っていくと高ストレス者にとって満足度の高い面談になるのではないでしょうか。

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