産業医マニュアル

管理職は「売り言葉に買い言葉」にご注意をーその言葉、録音されているかもしれませんよ【産業医の面談室から】

心療内科に受診後、「うつ病と診断された」とのことで面談を希望された30代後半の男性が来られました。その男性は、「上司にパワハラを受けている」とのことで、そのことがきっかけでうつ病を発症したとしきりに訴えておられました。 経過を一通り聞く内に...
産業医になるには

転職で上手くいかない時こそ「自己肯定感」が大事だと思う理由【臨床医→産業医転職】

私は臨床医から産業医で1回、そこから産業医として企業を2回変えておりますので、計3回の転職を行っております。 その3回の転職で、一度たりとも「楽勝だったな」などと思うことはありませんでした。まず臨床医から産業医になった時も、当然、未経験だっ...
産業医になるには

「自分は臨床医に向いていない」と自覚した、不幸な臨床医のとりうる選択肢とは

臨床医時代に、私は医長から「君は臨床医に向いていない」と宣告されたことがありました。 その言葉だけですとパワハラめいた感じもしてしまいますが、そうではなく、私が仕事上でいくつかのしくじりをしてしまった、医長も「腹に据えかねた」一言であると思...
産業医になるには

臨床医とは異なる産業医になる上でのデメリットとはーつきまとう「不安定」さ

私が臨床医から産業医になった上で、実感したデメリットがありました。それは「不安定さ」です。 基本、常勤産業医であっても「一年更新」という年契約の方が多いのではないでしょうか。そのため、「契約が更新されるか否か」というのは非常に重要なことで、...
産業医の採用面接対策

産業医の転職で「採用時面接」直前には今までの業務内容をまとめておくべき理由

産業医の転職の際、書類選考後に「採用時面接」を受けることになるかと思われます。その際、面接直前には今までの業務内容をまとめておくことをオススメしたいと思われます。 というのも、その面接で ・今までの社員との面談で、どのような苦慮したケースが...
産業医になるには

「産業医になる」タイミングはいつが望ましいのか-初期研修を終えてすぐ産業医になるのは現実的か?

「将来は産業医になる」とお考えの初期研修医の方もおられるでしょう。ですが、そのタイミングはと言うと、「しばらく臨床経験を積んだ後」という方が大半ではないでしょうか。 私は、「内科の臨床医を続けて専門医資格を取得し、ゆくゆくは開業を」と考えて...
産業医になるには

「地元を離れる」選択をすると医師としても自由に生きられるかもしれませんよ

私は関東の地方出身ですが、生まれも育ちもそこでしたので、「地元で働く」ということになんら疑問を抱きませんでした。市中病院で勤務・研修を行っていましたが、医局にも所属していたため、「地元で」ということを知らぬ内に自然と考えていたように思います...
産業医になるには

「生きづらい…」という人生経験・悩みがある人ほどそれが「武器」になる産業医

「「深夜呼び出し、当直・オンコール」が苦痛な専攻医・後期研修医の方々へー産業医という生き方はいかが?」にも書きましたが、私は臨床医時代(後期研修医どまりですが)、内科の勤務医として働くことに悩んで、さらには医長との関係性悪化をもとに研修先を...
産業医になるには

「深夜呼び出し、当直・オンコール」が苦痛な専攻医・後期研修医の方々へー産業医という生き方はいかが?

初期研修医の頃から私は、「当直」が苦痛で仕方ありませんでした。一方、同期の研修医はノルマを超えて当直を入れ、場合によっては外科で土日の日当直まで入れていました。 「給料に一回で2万円上乗せされるのに、なんでやらないの?」と不思議な顔をされた...
産業医マニュアル

産業医が人事・労務と協力体制を築き、情報共有を行うことが重要な理由

m3.comに「SOSを待たない!積極的な産業医面談の実践術」という記事が掲載されていました。 日頃の面談業務ということですと、三次予防が主体となりやすいですが、二次予防、一次予防を目的としている段階で早めに面談を行うことができるためには、...