私も臨床医から産業医へと転職した口ですが、その立場から臨床医の勤務を改めて考えてみますと、「臨床医、特に勤務医の常識」がいかに非常識であることに気づきます。
当直やオンコール、時間外の電話での問い合わせや深夜呼び出し、業務終了後に開始するカンファレンスなどなど…これらがないだけでいかに幸せを感じられるか分かりません。
もちろん、こうした臨床医のドクターの我慢で医療は成り立っているわけで、ただただ頭が下がりますが、これらから解放されてしまった今、また同じような臨床医生活に戻るのは難しいです。
ただ、これはあくまでも私見であり、そうしたプライベートの制約が大したことないと感じるタイプの方もおられるのは確かだと思います。実際、勤務医時代の上司はそうしたタイプが多かったです。
しかしながら、私はオン・オフのつきづらい、プライベートの多くの制約を課される生活をとても負担に、そして苦痛に感じておりましたので、この点は産業医としての勤務として、大きなメリットとして感じています。
当直明けの日に勤務を行い、それでも容赦なく帰宅後に鳴る電話に、絶望的な気分になっていたことが今でもはっきりと思い出されます。
産業医の先生方には、「そのようなことをメリットとして喧伝するな」と怒られてしまいそうですが、
「もっと人間らしい生活を」といつも願っていたことを考えますと、同じように大変な思いをして思い詰めている臨床医の先生方には、産業医という選択肢もあるのだとお伝えしたいと思った次第です。
私は臨床医から産業医への転職で、「
リクルートドクターズキャリア[PR]」にお世話になりました。また、それ以降の産業医転職では、「エムスリーキャリア
」にもお世話になりました。
もし産業医への転職をご希望でしたら、お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
