産業医マニュアル

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産業医として「オンライン安全衛生委員会」に6ヶ月参加してみて思うこと【産業医マニュアル】

コロナ禍ということもあり、6月頃から安全衛生委員会をオンラインで開催することになりました。結論としては、私としては大賛成であり、ぜひ今後もオンラインで開催してもらいたいと思っています。 オンライン安全衛生委員会のメリットとしては、 ・欠席者...
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産業医を利用して社員に「退職勧奨をさせよう」とする管理職が未だにいて愕然【産業医マニュアル】

顧客からのクレームが続き、「本当に、彼に業務を続けさせていいのか?」とまで言われてしまった社員さんがおられました。60代後半ということもあり、「認知症が疑われる」ということで産業医面談を受けていただくことになりました。 面談で話をする限りで...
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産業医面談でちょっと困りものな「社員同士のつながり」【産業医マニュアル】

産業医面談をしていますと、Aさんが面談中に「ところで、Bさんは最近どうなんです?」「Cさん、また休んでるけど、どうなんですか?」などと、別の社員さんのことを話として振られることがあります。 このBさん、Cさんも、Aさん同様に面談でフォローア...
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産業医として「社員の認知症相談」が増えていることに思うこと【産業医マニュアル】

私が常勤産業医として勤務している企業では、定年後の再雇用(中途採用)という方が多いため、比較的社員の年齢層は高い方であると思われます。 そこで、「仕事がなかなか覚えられない社員がいる」「お客様の対応していることをたびたび忘れてしまい、クレー...
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「メンタルヘルスの問題」が会社で対処しづらい3つの理由【産業医マニュアル】

産業医のための入門書『産業医はじめの一歩』の中で、「メンタルヘルスの問題」が会社で対処しづらい3つの理由について記載されていました。 周りの人が状況を理解しにくい メンタル疾患は「目に見えて分かる病気」というわけでもなく、ある程度は本人が我...
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「言うことを聞かない」社員への産業医としての介入方法として有効な「段階的期日」

産業医のための入門書『産業医はじめの一歩』の中に、メンタルヘルスで問題を抱えているにも関わらず、「なかなか言うことを聞かない」社員への産業医としての介入方法が記載されていました。 それは、「期日」を示す方法であり、「今、忙しいんで休んでらん...
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ストレスチェック後の面談などに有用な「職業性ストレスモデル」とは【産業医マニュアル】

今日からできる「ストレスをためない方法」|元アマゾン産業医の相談室 #1に、ストレスコーピングについての話題が掲載されていました。 ストレスコーピングの手順としては、「仕事が辛く感じる原因は何か?」を特定した後、以下の「NIOSHの職業性ス...
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社員の状態把握で便利な「7つのステータス」とは【産業医マニュアル】

産業医のための入門書『産業医はじめの一歩』を現在読んでいるのですが、よくある画一的な入門書ではなく、実践でもつかえる、具体的で結構踏み込んだ内容でとても勉強になります。 さて、この本の中に、社員の状態を「7つのステータス」に分類して捉えると...
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休職中の社員に、復職後の異動先を伝えるべきか否かという問題【産業医マニュアル】

適応障害で休職中の社員が、「復職時には異動したい」と申し出がありました。ですが、まだどこに異動するか、本人は知らない状態でした。 そこで人事側から、「休職中に異動先を伝えていいものなのでしょうか?知ったら知ったで、異動先のことをあれこれ考え...
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長時間勤務者面談で「前の会社に比べて楽」という申告はブラックボックス化して危険だと思う理由【産業医マニュアル】

長時間勤務者面談を行なっておりますと、中途採用の方で、「前の会社と比べて楽」と申告される方がおられます。 ですが、その前の会社でかなり過酷な仕事をされておられたということもあり、現在の業務を聞いても「それは大変ですね…」ということがあったり...