「大学医局に残れる」「同じ病院に長く勤務できる」のは一種の才能だと思う理由

年賀状や年末年始のLINEで、久しぶりに同期の動向が分かる時期ですね。未だに「大学医局に残っている」「後期研修以来、同じ病院に勤務している」ということが分かると、転職を3回繰り返している私からすると「凄いなぁ」と本心から思います。

同じコミュニティ、あるいは同じ勤務先に留まることができるのは、人間関係を良好に保ったり、勘所を押さえられていたり、よほど周りからの声をシャットアウトできるメンタルの強さを持っているかのいずれかだと思いますが、私を含めてそれがなかなかできない人たちもいるのだと思います。

私は点々と職場を変えた結果、ようやく落ち着ける場所が見つかったのかな、と思っていますが、職場に自分が「合わないなぁ」と思った場合は、やはり合う場所を見つけるまで転職が必要だったりと、なかなか大変な思いをしてしまいます。

逆に言えば、「今の職場にいることでストレスを強く感じる」「勤務医であり続けること自体、絶望的な気持ちになる」ということであれば、「どこかしらに自分の合う居場所(職場)」はあるはずですので、それを求めて動くこともまた、私としては良いことかなと思っています。

つまりは、「大学医局に残れる」「同じ病院に長く勤務できる」のは一種の才能であり、それができないということであれば転職することも有効な一つの手だと思うのです。後期研修医(今で言う専攻医ですね)をドロップアウトしてしまいましたが、そこで「次のキャリア」を求めて、臨床医以外である「産業医」の道に活路を見出したことは失敗ではなかったな、と私個人としては思っております。

現在の時期はまだ、4月の入職を目指して、まだ転職活動を行っておられる方もいます。転職をお考えということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアの転職エージェントにまずはご相談いただいて求人を紹介してもらってはいかがでしょうか。

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