「産業医に昇進・昇給はあるのか?」という質問に現役産業医が答えます

産業医の世界というのは、やはり臨床医の先生方には「どんなところなの?」と疑問に思われるようです。実際、私も産業医になりたての頃は分からないことだらけだったように思います。

今回、「産業医に昇進・昇給はあるのか?」と質問されたため、実際どのようなものなのかを書いてみたいと思います。

産業医の「昇進」

勤務医ですと、医長、○○科部長、副院長、院長…など、役職があります。こうしたステップアップをしていくことで「昇進」もするわけですね。

一方、産業医はどうかと言いますと、複数の産業医がいる企業、あるいは拠点ごとに産業医がいるような企業で、リーダー的な存在となる「統括産業医」がいます。いわば他の産業医が「平(ひら)」であるとすると、統括産業医は管理職的な立場にあると言えます。

ですので、「昇進」という言い方が正しいかは分かりませんが、統括産業医になることでのステップアップというのはありえると思います。また、全国に拠点がある超大企業のようなところでは、エリアごとにリーダー的な産業医もおり、「各エリアのリーダーになる」ことも昇進といえるのではないでしょうか。

そもそも一人しか産業医がいないようなところではこうしたこともなく、「昇進」というのはないと言えると思います。

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産業医の「昇給」

産業医の昇給がある企業もあれば、ない企業もあります。昇給がない企業は、入職した時の年俸が毎年支払われるということになります。

一方で、昇給がある企業ですと、毎年「働きぶり」を企業側が評価することになります。期待以上の成果を上げていれば昇給することもあり、期待を下回れば給料据え置き、あるいは「契約打ち切り」ということもありえます。

産業医は基本的に1年契約で「毎年、更新するかどうか」を企業側に判断されることになりますので、この点、「昇給がある」企業ではシビアに判断されやすいということも認識しておいた方がいいでしょう。

以上です。
こうした点、社風や環境、システムなど、やはり勤務してみて「合う企業」「合わない企業」があると思います。できれば入職する前に知っておきたいところだと思いますので、あらかじめリクルートドクターズキャリアや、エムスリーキャリアの転職エージェントに相談しておかれることをおすすめしたいと思います。

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