入職を希望する病院が無事見つかり、応募。ぜひ採用してもらいたいところですが、そこで一つの難関となるのが、採用面接です。
その面接での受け答えや内容によって、採用が決まるということであり、就職活動での一つの大きな難関として存在します。
そこで、採用面接試験で、どのような点に気をつけたら良いのかについて、今回、書かせていただきたいと思います。
1) 病院が求める医師像をチェック
まずは、募集しているポストはどんなものなのかを調べましょう。たとえば、院長・部長(科長)待遇のポストである場合、そこでいくら「内視鏡の腕になら自信があります!」「救急で10年以上の実践経験があります」「がん専門医の資格を習得しました」といったことだけを力説しても採用されづらいと思います。
院長・部長(科長)に求められるのは、臨床能力のみならずマネジメント能力であり、マネジメントにどのような経験があるのか、といったことも説明できる必要があると考えられます。
「自分が期待されているのはどんなことか」をしっかりと把握し、その上で、どのような経験があるのか、どのような資格を持っているのか、といった経歴を話すことで、グンと採用される確率を上げることができると思われます。
2) 採用する側の希望する勤務条件をチェック
もちろん、自分の希望する勤務条件も重要ですが、採用する側もまた、「これは満たして欲しい」という勤務条件があるわけですね。
最も交渉する議題に上がるのは、「勤務時間や日数・当直回数・給与」だと思います。このような点を病院側とすり合わせて話し合っていくわけですが、雇われるためには、「ここは譲れない」という点以外、ある程度、折れる必要があると思います。
できることなら、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア3) コミュニケーション・スキル
当然のことながら、すでに働いているスタッフなどと一緒に、患者さんを相手に仕事をしていかなければならないわけで、十分なコミュニケーションをとれるかどうかも、人事担当者は見ています。
「人を見下したような態度」「攻撃的な人」「人の目を見てしゃべることができない」といった点があると、マイナスポイントとなりやすいです。
かといって、「良い人を演じよう」と思い過ぎてしまうのも問題です。実際に働き出してギャップが大きすぎて、お互いに困ってしまう、ということもあり得るわけですね。
4) 転職理由・入職を希望する理由を明確に
転職や、入職を希望する理由必ず訊かれる質問だと思います。しっかりと事前に理由を用意し、確実に答えられるようにしておきましょう。
特にあがり症の人だと、明確に答えられないことも多いです。熱意を持って、どのような理由によって希望したのか、語れるようにしておきましょう。
転職希望理由についても、「人間関係のトラブルで…」などといったことを迂闊に口にしないよう、当たり障りのない理由を考えておくことも必要です。
以上です。
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