転職で選ぶべき「将来性のある良い病院」かどうか評価するための3つのポイント

転職する上で、やはり気になるのは「その病院は、果たして”良い病院”なのだろうか?」ということではないでしょうか。

「良い病院」と一言で言っても、その尺度というのは、人それぞれということもあり、なかなか一概には言えないと思いますが、評価をする上でのポイントはあると思います。

転職活動の際、どのような観点で病院を探したら良いかお悩みの方へ、今回、「将来性のある良い病院」を見極める上での評価基準について書いてみたいと思います。

1) 経営陣の人柄

経営トップと事務部門の幹部らの人柄は重要です。もし、経営陣たちに思いやりが欠けていたり、スタッフを経営上の”駒”にしか考えていないような様子であれば、そうした人たちに雇われている人々も同様であり、居心地の悪い職場になりがちと考えられると思います。

経営陣が、「医師などのスタッフを安く買い叩いて雇入れ、病院経営ができさえすれば良い」といったスタンスでいるのか、はたまた「スタッフに長く働いてもらって、より多くの患者さんに良質な医療を提供したい」といった様子なのか、面接の時などでうかがい知ることも重要だと思います。

2) 経営陣のビジョンが明確

診療報酬改定をはじめ、病院経営への風当たりは強くなる一方です。その中で、どのような経営方針・戦略を持っているのかなど、ビジョンを明確に示すことができるのか、という点も非常に重要です。

経営が上手くいってこそ、設備などへの投資ができ、さらに患者さんをより多く呼び込める、といった好循環が生まれます。したがって、どのような経営方針・戦略を、経営トップを始め、経営陣が持っているのかを確認することも重要だと思います。

3) 現場スタッフの意見がしっかり反映される

実際に現場で働くこそ、現場での問題点や改善すべき点などを最も知っているものだと思います。そこで、風通しが良い職場でないと、その意見や声が単に黙殺されるだけとなってしまいます。

現場スタッフに、権限がある程度しっかり移譲されており、意見が改善に活かされる職場でないと、経営方針の転換などで遅れをとることになります。従って、現場スタッフの声が活かされる職場なのかどうか、というのも重要な観点だと思います。

こうした点を探るためにも、経営陣だけでなく、現場スタッフに質問してみることも重要だと考えられます。

以上です。
これら3つのポイントを見極めていただき、将来性のある病院を見つけ出していただければと存じます。

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