公立病院 vs 民間病院-医師が勤務する上でのメリットとデメリット

医師が常勤で勤務するとなると、公立病院、民間病院もしくは大学病院というような選択になると思われます。ただ、大学病院は医局に所属して、研究や大学院進学などを目的とすることが主体となることも多く、今回の比較についての選択肢からは外しています。

公立病院と民間病院、単なる経営母体の違いだけではなく、それぞれの特色があります。今回は、そのことについて書いてみたいと思います。

1) 給与面での違い

給与面では、やはり公立病院よりも民間病院の方が高額になりやすいという傾向にあるようです。もちろん、民間病院の経営状態にもよるでしょうが、傾向としては、民間病院に軍配が上がるでしょう。

また、公立病院では原則外勤が禁止されており、非常勤での給与を入れて考えると、さらにその差は大きく開く可能性がありますね。

2) 休暇について

公立病院では、夏季休暇などの休みはしっかりと確保されています。その一方で、民間病院では有給休暇を使って休むところが多く、その点で考えると、公立病院のほうが「休みやすい」という傾向にあるようです。

福利厚生面で言えば、やはり利益追求が必要な民間病院よりは、公立病院に軍配が上がるということでしょうかね。

3) 人間関係

公立病院ですと、基本的には医局派遣などでやってくる方が多いので、そうした方の中で仕事をするのがイヤでなければ、特に問題もないように思います。その一方で、「医局のしがらみなどがイヤ」という方は向かないといったことが言えるかもしれません。

民間病院は、結構様々な背景の方がいます。まさに玉石混合といった感じで、少々、変わった方もいらっしゃる印象ですかね。

以上です。
民間病院を選ぶのか、公立病院を選ぶのか、その違いは結構大きいと思います。まずはこうした違いを考えつつ、入職先をお決めになってはいかがでしょうか。

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