「労働衛生コンサルタント試験」の口述試験対策は、とにかく想定問題・自分なりの回答を作り、ひたすらアウトプットの練習を繰り返すということに尽きると思われます。
筆記試験であれば「書き直し」もできますが、口述試験ではなかなかそうもいきません。また、その場ですぐに答えをひねりだす必要がありますので、考えている時間もありません。そうした意味で、筆記試験以上に「アウトプット」が求められる試験であると言えます。
さて、こうした勉強方法をする上で、参考になるテキストとしては、以下のようなものがあります。ご参考にしていただけると幸いです。
1) 労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタント試験問題集
過去2年分の問題が掲載された問題集です。こちらの「記述問題」が想定問題を作る上で参考になります。よって、「記述問題は免除になってるけど」とおっしゃらず、ぜひご購入をお勧めしたいところです。
購入は「受験準備用図書 購入ページ-日本労働安全衛生コンサルタント会」で可能です。
ちなみに、最新の過去問については、公表試験問題に掲載されていますが、答え・解説がないので、自分で調べる必要があります。その点、やはり購入すべきであると思われます。
使用法としては、まず「記述問題+解答・解説を読んでみる」ことから始めましょう。最初から解こうなどとしないことです。心が折れてしまいます。関連した内容を、次の「労働衛生のしおり」を読んで学びつつ、その後に自分なりの予想問題、回答原稿を作りましょう。
2) 労働衛生のしおり
こちらはまさに「教科書」ですが、最初の内は通読するのは骨が折れます。そこで、まずは想定問題の回答を作る上で、用語や不明点を調べる「辞書」として使用した後、慣れてきたら通読することをお勧めします。
3) 口述試験対策問題集
「労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタント試験問題集」が一通り終わったら、次は想定問題のストックを増やしていく作業に移りましょう。
実はあまり口述試験対策本はあまりなく、拙著の紹介で申し訳ございませんが、以下の本をご参考にしていただけると幸いです。
まずはこれだけ!労働衛生コンサルタント口述試験対策問題集: 必須の41問(Kindle 電子書籍のみ)
ここがポイント!2018年 労働衛生コンサルタント口述試験対策(Kindle 電子書籍のみ)
順番としては、「まずはこれだけ!労働衛生コンサルタント口述試験対策問題集: 必須の41問」→「ここがポイント!2018年 労働衛生コンサルタント口述試験対策」の順で読んでいただくことをお勧めします。前者は過去によく出題されている問題を掲載しており、後者は最近の労働衛生分野のトレンドを押さえた内容となっています。
また、口述試験での「NG勉強法」や「効率的な勉強法」については、
産業医のための労働衛生コンサルタント口述試験対策マニュアル: 一発合格するための秘訣
(Kindle 電子書籍のみ)
に掲載しております。