「産業医資格を保有」と「産業医になる」の間にある大きな壁

私の場合、産業医資格もない状態で病院を辞め、そこから講座を一気に受けて日医認定を受けて産業医資格を得ました。

その時点ではあくまでも資格保有のみで、産業医として勤務はしていない状態です。そこからさらに職探しということになりますと、資格取得以上に難しいものがありました。

というのも、産業医経験の全くない、さらには30代前半の医師を常勤で雇い入れしようなんていう企業はそうそうありませんでした。

ですが、複数の人材紹介会社に登録し、相談を重ねた上でついに面接を受けさせていただけることになり、二回の面接後に内定を頂くことができました。

そこで痛感したのは、やはり経験というのは、雇い入れの際に大きい要因となるということですね。最近では、「産業医未経験者でも歓迎」という求人を結構見ますが、それでも経験者が応募しているでしょうし、そちらの方と比較されることになるでしょう。

ただ、それでも諦めずに探していれば、必ずや雇い入れしてくださる企業はありますので、諦めないこと、そして面接のためにしっかりと準備し、どれほど産業医として働きたいのか、プレゼンできるようにしておきましょう。

ちなみに私は、一度目の転職では「リクルートドクターズキャリア」さん、二度目の転職では「エムスリーキャリア」さんにお世話になりました。

産業医への転職をお考えでしたら、ご参考にしていただければ幸いです。

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