大学病院であろうと「23時まで外来」は異常事態ですよ

大学時代の同級生で、現在は大学病院の眼科勤務であるという友人に最近、話を聞きました。地方の国立大ですが、そこで「23時まで外来」勤務を行っていたとのことです。それは恒常的にそのような状態ではなく、さすがにそれは稀であるとのことですが、それにしてもまさしく異常ではないでしょうか。

「近くの開業医から20名紹介があった」とのことですが、そもそもその大人数の新患をヘルプもなく一手に1人で引き受けさせられるのも異常ですし、さらには全ての患者を同日に受け入れてしまう病院の体制にも疑問を感じます。

そもそも、その全ての患者さんが全て当日に診なければならない状態なのか、という点もありますし、たとえ全員がそのような状態であったとしても、近くには基幹病院もいくつかあります。そうしたところに紹介するといったこともできるはずです。

働き方改革の必要が説かれている現在にも関わらず、「勉強させてもらっている」との名目の下、旧態依然としたこうした事態が起こるというのにはあぜんとするよりほかはありませんでした。

大学病院は現在も慢性的な人手不足だそうですが、それも頷けるなぁと思った次第です。やはりそれ相応の問題点というものがあるわけですね。しかしながら、ずっと大学病院勤務の彼にとっては「それが普通」と思い、疑問にも思っていないそうです。

もちろん、そうした状態でやりがいを感じて働いているならば他人がとやかく口をはさむ問題ではないと思います。ですが、その環境下で働き続けることで無理をしているならば話は別です。もし辛さ、苦しさを押し殺しながら働いているようであれば、それは転職を考えるべきであると思われます。

迷っている、どうしたらいいか分からないということであれば、キャリアエージェントに相談なさってみてはいかがでしょうか。

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