産業医をやってますと、会社員の方から、「終電で帰るのが当たり前」「納期が迫ってきて、いつも追い立てられている」などといった相談を受けることがあります。
その中で、「なるほどなぁ」と思うことがありまして。
いつも多忙で、仕事のことで悩んでいらっしゃる方が、ある時期を境に「もう悩まなくて済むようになった」とのこと。
もはや達観した様子の変化に驚き、「どうされたんですか?」と質問しましたら、「もう定年も間近で、子供も既に親元を離れた。『辛かったら、辞めれば良い』と家内も言っている」とのことでした。
どうやら、今までは忙殺され、なおかつ自分のことしか見えていなかったようですが、奥さんと話をして、自分を客観視することができたところ、自分の周りの環境がよく見えるようになったとのことです。
多忙な生活の中だと、どうしても自分のことや仕事のことばかりに目を向けがちになってしまうのですが、そこで一旦、自分を含めた周囲の環境まで俯瞰で見てみると、意外と、ふっと肩の荷が下りて、楽になることがあるようです。
仲の良い友だちや、奥さんたちと、あなたは最近、お話をされていますか?何気ない会話の中から、仕事だけではない、色んなことが見えてくる可能性があります。
多忙な医師生活で追い詰められたら、まずは自分を客観視してみませんか?
万が一、今のままの職場で、自分の生活が思うようにならないのだったら、転職というのも考慮すべき一つの手です。
もし転職をご検討されるのでしたら、
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