「産業医はQOMLがいいからな」という臨床医の意見に対して思うこと【医師転職】

某医師専用掲示板に、「QOL(QOML)がいい医師としての働き方は?」というスレッドが立てられていました。スレ主のコメントとして、「産業医、健診医」がその代表格として挙げられておりました。

そのようなコメントを見ると、立川談志がタクシーの運転手さんに「アンタらの仕事は楽なもんだよね」と言われて、「その通りだよ。なんでアンタやらないんだい」と返したというエピソードを思い出しました(笑)

このスレッドの中に、どうやら常勤産業医らしき女医さんがコメントされておられ、

・業務を行う上で、精神的な負荷は高い。

・一回就職したら安泰というわけではなく、企業の都合で解任・契約解除もありうる。

・QOLだけでなく、自分の興味ある分野で働くことも重要なことではないか。

とのこと。まさしくそのとおりだな、と思った次第です。他にも、非医療者たちを相手に、企業の中で勤務していくというバランス感覚なども必要であり、「院外で働く」ことの苦労についてはご理解いただきたいし、これから産業医とした勤務することを検討されている方々は覚悟しておいたほうがいいようにも思います。

ただ、この辺も慣れという部分はあるでしょうし、たとえ「当直・オンコール・深夜呼び出しもないし、QOLいいんでしょ?」という思いからであろうと、産業医になろうという若手医師が興味を持って飛び込んできてくれることは歓迎すべきではないかと思っています。実際、そこから産業医として残るのは、「産業医の仕事って面白い」といった興味を持った方だけで、他の方は臨床医に戻るといった選択を行うのではないでしょうか。

もし産業医という仕事にご興味をお持ちということでしたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]といった求人紹介会社にご登録の上、転職エージェントにご相談いただいてはいかがでしょうか。

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