産業医として「健康経営優良法人」「ホワイト500」の企業に勤務するメリット・デメリットとは?【産業医転職】

最近、産業医の求人情報で「健康経営優良法人」「ホワイト500」の文字をよく見かけるようになったと思います。

「健康経営優良法人」とは、経産省が運営している「健康経営優良法人認定制度」で認定された企業のことです。2020年度では、大企業法人部門で1476法人が、中小規模法人部門に4816法人が認定されており、なおかつ大企業法人の中で上位500法人を「ホワイト500」としています。

これは自然と推挙されるようなシステムではありませんので、企業自らが申請を行い、認定される必要があります。ですので、この「健康経営優良法人認定制度」の存在を知っているかどうか、というのがそもそも認定されている企業、されていない企業の違いでもあります(知っていて申請していない企業もあるでしょうが)。

では、こうした「健康経営優良法人」「ホワイト500」の企業に産業医として勤務するとどうなるか、ということですが、恐らく認定されているような企業は産業衛生分野に力を入れていて、詳しい担当者がいる可能性が高いと思われます。

また、健康経営に積極的に取り組んでいるということは、風通しをよくしようという意識の現れとも思われますので、「社員が疲弊して、次々に辞めていく」というようなことも少ないかと思われます。この点、産業医として面談で対応をしなければならないかどうかということで気になるところです。

ただ、その一方で産業衛生分野に詳しい人事担当者がいますと、「産業医に求められることも高度化」する可能性があります。当然ながら産業医として知ったかぶり、テキトーな対応ではダメで、しっかりと調べたり勉強した上で対応していく必要があります。この点もデメリットというよりは、「勉強しよう」というモチベーションになるとも思われます。

総じて、私としては「健康経営優良法人」「ホワイト500」の企業への入職はオススメです。業務がしっかりとシステム化されているところも多いと思われ、「対応に困る場面も少ない」ため、未経験の産業医にとっても働きやすいと思います。

もし「健康経営優良法人」「ホワイト500」の産業医求人をお探しでしたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、「エムスリーキャリア」といった転職支援会社の転職エージェントにご相談いただいてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました