開業医には定年退職はありませんが、勤務医ですとほとんどの病院で定年退職する年齢が決まっていると思われます。
晴れて定年退職を迎え、「さて、悠々自適な生活を…」と思っていても、楽しめるのは数ヶ月で、以後は「家にいてもつまらない」という先生方が結構いらっしゃいます。実際、退職後に再就職もしくは非常勤で勤務されるドクターも多いようです。
ですが、定年退職後に再就職する上で注意すべきポイントがあります。トラブルに発展するケースもありますので、ぜひ再雇用の際にはご留意ください。
契約前に業務内容・量を十分に確認
現役時代はかなりの業務量をこなしてこられた先生方でも、やはりご年齢によって対応可能な業務内容・量には制限が必要になってくるものだと思われます。
また、「一度は退職しているわけだから、もうバリバリと働くのではなく、そこそこで働きたい」というご希望の先生方もおられるでしょう。
「知り合いからの紹介」パターンに多いですが、契約前にあまり業務内容・量についてあまり確認せず入職してしまい、実際、働き始めてから後悔する、なんてケースも考えられます。ですので、契約前にはよくよく業務内容の範囲・量をご確認していただくことをオススメしたいと思います。
患者さん・ご家族への接遇やスタッフとのコミュニケーション
昨今、患者さん・ご家族への接遇や、スタッフとのコミュニケーションを円滑にしてもらいたいという医療機関が多くなっています。前者であればクレーム・訴訟リスク回避のため、後者はスタッフとのトラブル回避のため、やはり大事な要素となっています。
今まではあまりそうした面についてとやかく言われなかったとしても、再雇用で入職した場合は、やはり求められることであると思われます。入職前の面接で、念押しされることもあるようです。
ですので、改めて患者さん・ご家族への接遇や、スタッフとのコミュニケーションを心がけるということは念頭に置いておく必要があると思われます。
入職前に十分な情報収集を
入職してからやはり後悔の原因となるのが、「人間関係」であったりします。ですが、一度や二度、面接に出向くといったことでそこまで把握できるかと言ったら、やはり難しいのではないでしょうか。
こうした入職前の十分な情報収集については、やはり事情に詳しい転職エージェントに相談しておくことをオススメしたいと思います。
費用はかかりませんので、求人情報収集の目的とともに、人材紹介会社の「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」にご登録していただき、相談していただいてはいかがでしょうか。