産業医マニュアル

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主治医の「復職可能」と判断した診断書は鵜呑みにできない理由【産業医マニュアル】

メンタル疾患で休業中の社員がいて、復職するにあたっては主治医が「復職可能」と判断した診断書を提出してもらう企業が多いのではないでしょうか。 その後、産業医が復職可否を判定する面談を行う、という流れになっていくわけですが、やはりその診断書を鵜...
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派遣社員の敵は「派遣社員」だったりもする【産業医マニュアル】

派遣社員ですと、有期限契約であり、勤務している企業に「契約更新されるか否か」ということが非常に大きな問題となります。 そこで、同じ職場に勤務していて、「契約更新される社員」と「契約更新されない社員」が生まれることもあります。 さらに言えば、...
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企業が解雇ではなく「退職勧奨」を選ぶ理由【産業医マニュアル】

企業は、問題のある社員であっても、解雇することはできるだけ回避します。というのも、それだけ従業員の権利が法的に手厚く守られているからです。また、解雇して際の裁判沙汰を避けたい、という理由もあると思われます。 最近、たびたび休職し、なおかつ同...
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主治医意見書と産業医意見書、両方書いてみて思うこと

内科外来を担当しておりますと、患者さんから「産業医から、主治医意見書をもらってくるように言われています。書いてください」と依頼されることもあります。その一方で、産業医をしていますと、企業側から「産業医意見書を書いてください」と言われます。 ...
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発達障害の社員により職場で起こりうるトラブル

成人期における発達障害は「自閉症スペクトラム(ASD)」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」に大別されますが、そうした社員により職場で起こりうるトラブルとしては、雑誌『週刊 日本医事新報』の「職場における発達障害者への対応と支援」記事に以下の...
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社員が発達障害と診断された-で、会社・産業医としてはどう対応する

最近では、発達障害のことがテレビ番組等でも報じられるようになり、認識はされるようになってきたのではないでしょうか。それにともない、受診して「発達障害と診断された」というケースも増えてきていると思われます。 その一方で、社員が「発達障害と診断...
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社員の「うつ病を発症した」「上司がパワハラをしている」という訴えの背後に「発達障害」がありませんか?

産業医として、職場でのメンタルヘルスに携わっておりますと、社員の「うつ病発症」や、「パワハラを受けた」といった訴えを受け、面談を行うことがあります。その中で、「実は、訴えている社員自身に発達障害の傾向がある」ということがあります。 実際、そ...
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職場も対応に苦慮する、成人の「発達障害」とは何か-成人の発達障害の特徴と職場での初期対応について

雑誌『週刊 日本医事新報』に、「職場における発達障害者への対応と支援」という記事が掲載されていました。 詳しくは記事をご覧いただければと思いますが、その内容をかいつまんでお知らせします。 1) 成人期における発達障害は ・自閉症スペクトラム...
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産業医になって改めて思う「当直・オンコール・夜間や休日の電話や呼び出し」のストレス

m3.comに掲載されております、「クリニック崩壊危機、パワハラ……医師が感じるストレス」に、医師が感じる日常業務におけるストレスについて書かれていました。 大別すると、 ・人間関係(上司や同僚、コメディカル、患者や家族)のストレス ・患者...
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「産業医資格を保有」と「産業医になる」の間にある大きな壁

私の場合、産業医資格もない状態で病院を辞め、そこから講座を一気に受けて日医認定を受けて産業医資格を得ました。 その時点ではあくまでも資格保有のみで、産業医として勤務はしていない状態です。そこからさらに職探しということになりますと、資格取得以...