産業医が社員から「信用できない」と思われてしまう3つの原因

産業医は社員さんから相談を受ける立場であり、そこには信用や安心感がなければ、社員さんも本音を語るということはできません。

社員さんから一度「信用できない」と思われてしまうと、面談でも建前しか話してもらえず、産業医としてもサポートが十分にできないことに陥ってしまいます。

産業医が社員さんから「信用できない」と思われてしまう場合、原因としては以下のようなものがあると私としては思っております。

話した内容が上司や人事に筒抜け

面談で社員さんが話をしたことを、社員さんをサポートする目的で、ある程度は上司や人事側と共有することは必要かと思います。

ですが、面談で「これは話して欲しくない」という内容はあるはずで、それらも全て筒抜けにされてしまっては、社員さんも安心して本音で相談することはできないと思います。

ですので、やはりセンシティブな内容を情報共有する際には、「これは話しても大丈夫なこと?」「これは話さないほうがよさそうだよね」といった確認をすることが必要だと思います。

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約束を守らない

社員さんも、産業医と面談するのは「メリットがあるから」こそ行っているわけで、単に世間話をしに来ているわけではありません。

「人事側へ自分の意向を伝えて欲しい」「就業制限をかけることを会社側に伝えて欲しい」「異動が望ましいと会社側へ伝えて欲しい」などといった希望が社員さんにあった場合、そうすることを約束したら、しっかりと産業医も関係各所に意向を伝えたり、かけあう必要があるわけです(全て社員さんの思い通りになるとは限りませんが、伝えること自体は必要です)。

こうした一つ一つの「約束」を反故にしたりしますと、それは信用を失う結果になってしまうと思います。ですので、面談で約束したことはしっかりと履行し、次回の面談でどのような結果になったのかを報告することは必要だと思います。

話が二転三転してしまう

面談のたびに言っていることが異なっていたりしますと、それは「え?前はそんなこと言ってなかったのに…」と不信感を持たれるきっかけになってしまいます。

方針が変わることはあるかもしれませんが、その時はしっかりと「前回はこう話していましたが、やはりこちらの方がいいと思います」と申し開きはすべきだと思います。こうした発言は、社員さんはよく覚えているものです。

また、記憶だけに頼ることはすべきではなく、話の内容については、しっかりと記録に残しておき、次の面談前にはどのようなことを話していたか、確認すべきだと思われます。

あとは、「話す人によって内容が変わる」のもNGです。社員さんとの面談、人事側との話し合い、上司との話し合いの中で、内容がコロコロと変わることも、やはり信用を失ってしまう可能性があります。この点もご注意していただいた方がいいと思います。社員さんが人事、上司から話を聞いて、「産業医の先生がこう言ってたんだけど」「え?面談の時と話が全然違う…」となってしまうと、やはり問題だと思うからです。

以上です。
もし社員さん側で、産業医に不信感を持ったら、ぜひ産業医にその旨を直接伝えてみることをおすすめします。もしかしたら誤解が生じてしまっている可能性もありますからね。

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