昨今では、臨床医でも他科の医師、看護師、病院職員…といった様々な方たちと協調性をもって働く、いわゆる「チーム医療」が重視されています。
これは産業医でも同様であり、むしろ保健師や社員さんたちと協調性を持って、さらにはしっかりとコミュニケーションをとりつつ業務を行うことが求められます。一昔まえの「お医者様」という上の立場から物申す人物ではなく、同じ目線で話せる、相談できる医師が求められています。
「協調性・コミュニケーション」を重視する傾向は、私が採用面接を受けた複数の企業ではっきりと言われたことですので、それらをしっかりと意識した面接対策を行う必要があると思います。
「あなたは、産業医として社員とどのようなスタンスで接しますか?」「あなたは保健師や人事労務担当者と、どのように仕事をしていきたいと思っていますか?」など、こうした質問については、やはり協調性・コミュニケーションを意識しているといったことを盛り込んで回答した方がよろしいかと思うわけです。
こうした採用面接での質疑応答については、やはり病院での面接とは異なる対策が必要になると思います。ただ、一人ではなかなか対策を事前に立てるのは困難ですので、リクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントに相談しておくことがオススメです。