臨床医から産業医に転職する上で、私が言われた上司や親からの「反対する」意見

内科の後期研修中に産業医へと転職する上で、上司や親にそのことを告げると、反対されました。

まず上司には「そんな甘くない、失敗する」「専門医も取得せず、今後、医師としてキャリアアップなどできない(暗に、ドロッポ医となると言われたように思います)」といったことを言われました。

また、親には頭ごなしには否定されませんでしたが、「専門医を取得してからでも遅くないんじゃないの?」「年をとってからやればいいんじゃないの?」と、遠回しに考え直すよう促されました。

しかしながら、その当時、もう臨床医を続けることに疲れてしまったということや、新たな道を進んでみたいといった好奇心から産業医となることを決めました。

と言っても、すぐに転職先が決まったわけではありませんでした。産業医未経験の私を雇ってくれる企業を探さなければならないわけで、退職後、3ヶ月程度の転職活動期間を経て、「リクルートドクターズキャリア[PR]」さんの紹介してくださった企業へと入職しました。

この3ヶ月、そして2年後に契約終了となった時期はやはり産業医に転職をして後悔しましたが、それでも産業医として働いている期間は7年目を迎え、臨床医期間を超えました。

やはりこの仕事が好きだという思いが、産業医であることを続けさせてくれているのだと思います。実際、「エムスリーキャリア」さんと「リクルートドクターズキャリア[PR]」さんに紹介していただいた産業医求人で3度の転職をしていますが、現職でしばらくは落ち着けそうです。

ダラダラと自分語りをしてしまいましたが、結局は周囲の反対意見があってもやってみて、その仕事が好きだという思いが続く限りは、その仕事を続けてみればいいという、それだけのシンプルな話だと思います。

周囲の意見を聞くことも大事だと思いますが、結局仕事をするのは自分です。長い人生、軌道修正することもできます。ましてや専攻医としての研修中であれば、「やっぱり臨床医がいい」と、中高年になってからよりは比較的、戻りやすいのではないでしょうか。

もし産業医になろうかと思われている先生方がおられるなら、一度、経験してみてはいかがでしょうか。

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