産業医になると、外来での口数が確実に増えます

常勤産業医の傍ら、私は非常勤の内科外来を担当しています。その時に思うのは、患者さんとの会話で、口数が明らかに増えています。

今までは淡々と検査結果や治療内容などについて説明をして終わり、ということが多かったのですが、最近では患者さんの仕事や家庭など生活についての話が増えています。

もちろん、そうしたことをきっかけに症状改善の糸口にする狙いもありますが、単にコミュニケーションの一環として、積極的に話すようになったように思います。

その理由として、産業医としての面談で、社員さんとアイドリングトークをしつつ、核心に踏み込んだ話をする、といったことをたびたびしておりますので、診療以外の会話することが普通になった、ということのようです。

さて、そんな中で思うのは、やはりコミュニケーション能力の高い方は産業医に向いているんじゃなかろうか、ということです。産業医をしている会社で、同僚の女医さんも話し好きでして、やはり「天職」のように感じておられるとのこと。

話し好きな方、もしくはコミュニケーション能力を鍛えたい、という先生は産業医になってみてはどうかな、と今日、外来で診療をしつつ思った次第です。

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