非常勤・バイト掛け持ち医師として生活していく上でのメリット・デメリット

ここで言う非常勤・バイト掛け持ち医師とは、「常勤としては勤務しておらず、非常勤やバイトを掛け持ちして生計を立てる医師」という意味です。端的に言えば、「非常勤もしくはスポットバイトのみで生活している医師」のことです。

現在は「医局からの紹介以外お断り」のような病院は少なくなり、なおかつネットで求人情報が探せる時代ですので、こうした生き方も以前よりは楽になっていると思われます。

こうした非常勤・バイト掛け持ち医師になる上で、考えうるメリット・デメリットは以下のようなものがあると思われます。

メリット

・常勤の病院などに縛られない。オンコールや夜間や休日の呼び出しがない。
・残業はほぼなし。
・常勤医に比べ、人間関係に悩む必要がない。
・時給面で、常勤医に比べて厚遇されている。
・入職の際、面談などを行うことは少ない。

デメリット

・社会保障(社会保険、厚生年金)がない。
・退職金が出ない。
・有給休暇などを利用できない。休んだ分だけ給料が減る。
・怪我や体調を崩して長期に働けない時、生活が行き詰まる可能性がある。
・スケジュール管理が常勤より複雑
・専門医の取得、維持ができない。
・銀行など、金融機関からの信用が常勤医に比べて低い。

このようなことがメリット、デメリットであります。
また、契約時に「そんなこと聞いてないよ」ということを業務として依頼され、トラブルになる確率は高くなる傾向があります。求人情報に関しても、自分で探すにしても限界がありますし、サイトにへばりついているわけにもなかなかいきません。

とくに、「自分では対応できないような患者さんを担当させられないか」「契約外のことを頼まれたりしないか」といったことは、なかなか自分では交渉しづらいものです。そのような時、転職エージェントに代わりに交渉してもらえばよろしいかと思われます。

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