「睡眠時間が6時間未満だと風邪リスクが4.2倍、5時間未満の群は4.5倍」などという結果が発表されましたが、やはり無理は禁物ということでしょうね。
長引く感冒様症状や、不眠症状などが出ていませんか?そんなところが、思わぬ心身からの悲鳴・サインとなってたりするもんです。
産業医をやっていて、休養された方と面談を繰り返す内に、「ああ、こうなる前になんとかならなかったものか」と思うことが多いです。最近では、ストレステストの実施が義務化されたこともあり、職場環境づくりにも気を配る企業も増えつつあるとは思われますが、まだまだ休養される方は多いですね。
会社員の方のみならず、医師も心身の不調が現れることはあります。私も今思えば、不眠症状が現れていたことが体調を崩すきっかけだったと思います。
やはり、一度体調を崩すと、元の生活に戻るまでに半年ほどはかかります。その間、働くことができなかったり、勤務制限がかかるのは、自分にとっても周囲にとっても大きな損失だと思われます。
ぜひとも、無理は禁物。「眠れない」といったことがあったら、ぜひ、上司や同僚、家族とも相談してみましょう。自分では気付かなかった”サイン”が現れているのかもしれません。